ゆらぎへうげ

またしても致命的なミス

¶ 釉剥げ 新造の井戸釉だったが、なんとなく予感はあった ちょっと濃いかな? 確信はなかったけれど今回は全滅ああ、だんだん茶碗展が迫ってくる ∴今日の述懐 Television is a medium because anything well done is rare. (Fred Allen) 面白いけれど訳せな…

しばし作りの時

¶ 焼く茶碗がなくなったのでしばらく作りに専念時間が許せば、ある土で作ったらその一種類だけで焼いて、また次の土合わせや釉調合を考え、また作って・・・それを繰り返したいのだが・・・でも、時間制限はあるから一応の終わりがあるどこかの劇団が公演日は決め…

引き算の景色

¶ 今日の窯出し今回はちょっと初心に帰って釉を変えてみた ∴今日の述懐 The best artists know what to leave out. 一流の芸術家は何を捨て去るべきかを知っている私にはこれがない! これは要らない!と断定する力 あれもこれもと欲張るからつまらない茶碗…

今日の窯出し

¶前回は長徐冷だったが、今回はほぼ急冷の窯 こっちの方が貫入は細かい気がするのだが、これはまだ渋入れして確認していないので何とも言えない・・・これからしばらくは井戸茶碗の焼成がつづく ∴今日の述懐 『正法眼蔵』は原文で読むのが一番なのだが、いかん…

井戸の新作

¶ 新作井戸茶碗 ピンクカオリンと美濃の赤土 井戸盃で試験を重ねてきたが茶碗となるとまったく勝手が違う 自分の理想とするカーブが描けない 目が悪いのか、手が悪いのか?いや、もっと奥の方に問題があるのか? また、描けたと思っても焼いてみると違ってし…

頼みの赤土

¶小貫入を生む赤土は今のところ二つだけある ひとつは岐阜の赤土で確実に小貫入になるのだがちょっとだけ気に入らないもうひとつは山房が乗っかっている地面の土だが、岐阜の土ほど確実に小貫入が出るかは自信が持てない 赤土と青土がある だいぶ前に試験を…

今日も試験用井戸盃作り

¶ まづ、昨日弾いた井戸盃を削る かなかな乾かず今日の午後になった いつもながら削りは楽しい!~~~~~~そして、いよいよ難関に挑戦 カオリン80%と100%の土合わせ2種 80%土 ちょっと油断するとスパッと切れてしまう サイズをそろえて作るのは難しか…

秋の井戸茶碗展にむけて

¶秋の井戸茶碗展にむけて出発これまで試していない土合わせを試してみたい 今日は5種類作り、試験用の井戸盃にした最近はなかなか乾かないのが悩みの種だ ∴ 大いなる勘違い炭酸カルシウムを石膏と思いこんでいた 実は石灰 一度も使ったことがないこともあり…

「掌のうつわ展」のお知らせ

¶ 恒例の「掌のうつわ展」今年も開催します!日時:6月21日(金)~23日(日)午前10時~午後4時 場所:群馬県桐生市本町2丁目6−32 有鄰館洋酒蔵 今年は斑唐津、朝鮮唐津系の食器を中心に展示販売します ぜひ足をお運びください いつもおつき合い下さり…

炭化焼成がとんでもないことに!

¶ 思い切ってかなり極端な炭化を試みた 鎮火直前の様子が普段とは違っていたので気になってはいたが・・・ ここまでとは!窯の蓋にススが!炉壁にもススが厚く付着さらにぐい呑にもこの通り!結果は全体として見ると失敗 黒釉が狙ったラスターが出ず、単にくす…

ようやく拈華向

¶窯出し 久しぶりに思い通りの釉調が出た(勝手に《拈華向》と名付けている) 焼成条件はほとんど同じなのだが未熟なため10回に2回?くらいの成功率 未だに謎のままだ拈華向湯呑但しこの土合わせはかなり粗い石が混じっているせいで十中八九漏る!大抵は石ハ…

窯出し

¶ 瀬戸の土の底力を感じた今朝の窯出し 美濃の土とは違う美質を見た ∴ うぐいすが歌のケイコを始めた いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了 + さらりと脱原発

せっせと

¶納品予定は4月7日50個ほどすでに焼いたが気に入らないので、作り直しだ ∴ キジの声が聞こえる ふと見ると何故かいつも小走りに走っている キジは忙しいのだ いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキング…

う~む うまくいかんなあ

¶ 美濃の赤土(勝手に赤一番と名付けている)に灰釉を掛けたのは灰釉の感じがよく出た だが 萩土に長石釉を掛けたのはあえなく沈没 こんなになってしまってはせっかくの大道土が浮かばれない ごめんガス窯で非常にうまく焼けたデータがあるので、それをもと…

¶ラーメンを食べる鉢はあるにはあるのだが、指定の調理法では塩辛すぎる もっとお湯を入れたい! するとこれまでの中鉢ではあふれてしまいそうだでは、ラーメン鉢を作ろう!ちょうどクデ土があったので弾いた 出来上がり寸法22.5㎝の予定 大物はめったに弾か…

外干し日和

¶ようやく外干しができる受注した湯呑と我が家用のラーメン鉢 しっかり乾いてくれ! ∴ 最近、キジが姿を現すようになった まづは声で存在を高らかにしろしめす・・・ 姿を見せるのはほとんどの場合オス鳥だけ いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援…

ちょっと攻めすぎたかな

¶ 窯出しなかなか同じ窯焚きはできない 特に風が煙突に吹き込むときは要注意と風のせいにしておこう 還元1250と、前回同様にやろうとしたのだが、ごらんのとおり藁灰釉が透明になってしまった ま、これはこれで味があるけれど・・・こちらは施釉段階で失敗 後悔…

玄白のための藁灰釉黒釉試験

¶久しぶりの玄白は準備に時間がかかる まづは釉の確定をせねば 藁灰釉にしても、黒釉にしても、以前の釉はあるにはあるがもう入手不能な土灰を使っているので再現性が低いので、使える灰で試験する必要がある また、藁灰も年ごとに仕上がりの差があるので試…

藁灰釉と黒釉試験その2

¶今回は思い切って前回の真逆の還元1250度で試験黒釉1 黒釉2 黒釉1から珪石を除いて調合 藁灰釉 藁灰釉はまだ薄すぎるか?黒釉は黒というよりは飴色でそれなりに味はある次回は藁灰釉を思いきり濃くして試験してみよう ∴ 今日は歯医者 行く前からどきどき…

黒釉と藁灰釉試験

¶ 1195度で黒釉がどんな発色をするか、藁灰釉がどれだけ融けるか 黒釉は悪くはないがやはりもう少し温度を上げた方がよさそうだ 一方、藁灰釉は思いのほか融けた 今日は1250度で試験 ∴ スズメが4時を回るころになると50羽ほどすぐ前の草原に集まってくる 日…

SUPPE窯出し

¶ 何のケレン味もないけれど、それが持ち味かなお待たせしました! 明日納品 ∴私の首はかなり凝っているらしい 自覚はない 風呂に入りながら天井を見る するとちょうど頭の重さを一点で支える場所に気づいた ほお これだったら首筋は脱力している いつもの私…

受注品の施釉準備

¶大分前から言われていたSUPPE(幼児用汁碗)腰も復調したのでそろそろ始動するか 昨日あぶって今日施釉 明日窯焚き ∴ 今日の名言 「私はアラ汁になりたい!」 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキン…

黒に惑う

¶ 今年は黒釉から出発昨年末から黒釉に取り組んでいるのだが、表情を出すのが難しい 釉調合を見直したり、焼きなおしたり、あれやこれやと試行錯誤だ瀬戸黒のような漆黒も魅力だが、飴釉の奥行も捨てがたい 鉄は鬼板が主だが、時に紅柄を加えることもある 灰…

灰試験結果

¶今回の試験は酸化炎焼成1250度 胎土は熊谷の窯洞もぐさ土使用したのは うなぎ屋さんの灰4種 1:数回晒(鰻) 2:一年晒 3:一回晒 4:未晒(荒灰)ヤマニファーストセラミックの灰 1:天然土灰 2:九州灰 3:含鉄灰熊谷陶料の灰 1:特級灰 2:一級灰 3:樫灰山内陶料…

灰試験

¶ 重い腰を上げて・・・ 次の目標である灰釉のために手持ちの土灰20種の試験 酸化と還元で試験したいが、作り置きの試験器がもうないので、とりあえず酸化で・・・ 問題は灰の乾燥度合いが灰によってかなり違うので水分量の加減がムズカシイ点 溶いた時の感触を頼…

唐津湯呑

¶ 工房まつり前最後の窯出し今回は唐津湯呑 しかし ぼんやりとなまけもの生活ばかりしてきているので、そのツケが回って、まつりの準備(ほとんどは大掃除!)でてんてこまい(汗笑) ∴そろそろ冬タイヤに換えねばと思っていたらみぞれの予報 明けて窓外を見…

窯出し 小皿

¶今回はちょっと変化球「黒胡麻釉小皿」 ∴ 工房での展示販売は久しぶり あふれるものの整理整頓に途方に暮れる いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了 + さらりと脱…

飴釉聚

¶ 先日の窯ではちょっとしたこころのスキから大いなる失敗でとんでもない色になった飴釉 あまりに口惜しいので焼き直し今度はいい感じの飴色が出てほっと一安心 黒はむずかしいというか天然ものでやる限りやさしいものは何一つない それが窯焚き ∴ こんなに…

窯出し

¶ 狙っていた赤みがかったグレーが出たただ、段差をつけた皿の溝に釉が行きわたっていないものがあった 施釉がまだ未熟、というか雑(反省) 少し湿らせてから施釉すればよかったのだろうか? ∴ 土曜日、昼前のスーパーはなんでこんなに混んでいるのだろう?…

湯呑土三種釉三種

¶今日の窯出し徐冷還元のクスミがうまく出たそれにしても土と釉の相性を知り尽くすのには途方もない時間が必要だ ars longa vita brevis とは言いも言ったりだ ∴ とにかく暑い 昼は気持ち悪いほどの陽気だ 寒がりの私にはありがたい 一度枯れた朝顔が二輪戻…