第一回沙童会
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夜の闇が
少し明るい春の宵
有志で集まってシェイクスピアの台詞を読み合う会を作りたいという声があったので、数ヶ月前から準備を重ね、ようやく今夜第一回の集まりを持った。
その名を「沙童会」。役者を表す英語shadowにシェイクスピアの和名「沙翁」を引っかけて命名した。シェイクスピアが翁なら、私たちはちびっ子みたいなものだからちょうどよいだろう。
当初予定したメンバー全員、残業の憂き目に遭うことなく集まることができたのは幸先よい出だしだった。その上、急遽誘った新メンバーも参加してくれたから、なかなかいぎやかな会になった。
久しぶりにシェイクスピアの台詞(今日はみんなで『ヘンリー六世第三部』の王の長台詞をやった)を大声で読んだらくらくらしてしまったのは愛嬌である。こんな楽しい会から毎週やりたいくらいである。みな忙しい身なのでなかなかそういうわけにもいかないが……
次回は4月24日。『夏の夜の夢』の台詞を芝居じたてで読んでいこうということになった。これまた楽しみである。