シェイクスピア喜劇『お気に召すまま』


『お気に召すまま』というシェイクスピア喜劇がある


不和、追放、森の生活、羊飼い、合唱、恋歌、片想い、恋愛遊戯、悔い改め、和解、結婚と、この劇には、幸福な喜劇のあらゆる要素がそろっている。牧歌的な気分のなかでゆったりと進む筋の運びは、優雅な遊びそのものだ。
この劇は、演戯をすることの官能的ともいえる快感がテーマとなっている。男装のロザリンドとオーランドが森で演じる恋の遊びは、筋を無視して、舞台だけ眺めれば、実にきわどい同性愛のすがたが浮かび上がらせる。ロザリンドが何層にもわたる演戯の層を行き来するのと同様に、舞台そのものも何層もの現実感覚のあいだを行き来している。
だが、遊びに満ちたこの劇にも、現実はある。森という、実社会から隔離された場所にも、やはり現実があるように。オーランドが兄の結婚を知り、片想いのまま恋の遊びにふける自分を、もう受け入れられなくなるその瞬間は、どんな遊びにも終わりがあることを知らされる、もの哀しい瞬間だ。その埋め合わせをするかのように、森での結婚式は盛大に催される。

長くなるのでつづきは⇒https://ovid.web.fc2.com/shake



昨日は灌仏会
近くのお寺へ
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最近は花まつりを行う寺がほとんどなくなってしまったが、常広寺では毎年行っている



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