井戸の新作


新作井戸茶碗
ピンクカオリンと美濃の赤土
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井戸盃で試験を重ねてきたが茶碗となるとまったく勝手が違う
自分の理想とするカーブが描けない
目が悪いのか、手が悪いのか?いや、もっと奥の方に問題があるのか?
また、描けたと思っても焼いてみると違ってしまいがっかりする
井戸は深い



∴今日の述懐
無門関に徳山托鉢という公案がある
徳山が時間前に食堂へ来たのを弟子の雪峰が「合図も鳴らないのにどこへ行くつもりか」と咎めると、徳山は無言で自室に帰る 雪峰は師である徳山は大事なところが分っていないと巌頭に話す
公案の意は徳山が一番弟子の巌頭と組んで雪峰を悟らせようとする点にある
出来レースのようなものなのだが、これが難しい
問題は徳山の無言の帰室だ
彼は以前、餅売りの老婆にこっぴどくやられている
道元はやりこめられて無言のままの徳山のみならず、やりこめたまま無言だった老婆も仏心を会得していないと難じている
岸沢惟安が『正法眼蔵』の「行仏威儀の巻」に参じてちからを得なければ真の解脱の人ではないと言うこころが少しだけ分ってきた

譜面通りに弾いたところで音楽になるわけではないし、井戸茶碗らしきものをろくろで弾いたところで井戸茶碗が出来るわけではないのだ

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さらりと脱原発
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