仕事宣言したものの

からだが言うことを聞いてくれず、なかなか気持ちよく工房に降り立つことができない
ま、いつものサボりぐせとも言えるが・・・

今日は秘密の倉庫にしまってある茶碗の虫干し
井戸、柿蔕など久しぶりに「日の目を」見た

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からりと晴れていたので絶好の虫干し日和

春は残酷

T.S.エリオットは4月が残酷と書いたが、私には3月こそ残酷な季節だ
目はかゆみで充血し、鼻水はくしゃみを連発させる
昨日気温が高かったせいか、今日の花粉症は一段と猖獗を極める

それでもスズメは朝昼夕と餌台に群がっている
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今朝の窯出し

その日の出来は蓋を開けた瞬間にほぼ分かる
ちにみに私の窯は上蓋式の小窯だ

開けると最上段が目に入る

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おっ!

これはうまくいったな!
皿の色調と棚板の色で、炭化の具合が分る
今回ほどいい感じの出来は一年に数回(あるいは一回)あるかないか

以下は私の覚え書きです

小碗の見込みをしつこく載せますので、読み飛ばしてください

今は銀錆を出すことを第一の目的にして焚いている

3段目
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2段目
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最下段はまったく違う釉調になった
これは別な日に改めて載せます

あけましておめでとうございます!

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老梅 花開いて 世界起こる
(道元禅師『正法眼蔵』より)

世界中の人々が顔と顔を合わせるしあわせをしみじみ感じる日が一日でも早く到来することを願って年賀状にこの句を選びました

最初にこの句に出会ったときは、一種の衝撃を受けました
花開世界起
端的に今ここにあることの不思議を言い当てています


最近はブログよりfacebookへの投稿が主になり、こちらになかなか書き込むことができませんが、じっくり考えを述べたり、窯焚きの結果を詳細に報告するのはブログの方が適しているように感じるので、頻度は少ないもののこちらも大事にしていきたいと思います