2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

さらば八月

あっという間に私の八月は駆けぬけていった。工房の問題は頭が痛いが実現の方向へ前進あるのみだ。 この件で私にできることは限られている。となるとやるべきは次の焼成計画を立てることだ。 ヤマダではじめて五斗蒔を買った。今回はこれを軸に計画を立てよ…

工房、暗雲立ちこめる

建築確認は済んだものの、見積りがこちらの予定額とまったく合わない。二倍以上も高い。 一瞬目の前が真っ暗になりかかったが、ここであきらめてはいけない、と気持を取り直した。 普通の住宅など望んでいないのに、どうも設計士も工務店も考え違えをしてい…

ぼてぼて茶碗

今日はこのあいだ焼いたこれで茶を呑んだ。喫茶去。 しかし、かなり大ぶりなぼてぼて茶碗である。 茶を呑む分にはよいのだが、釉が融けきっていないのでここにぼてぼて茶風にご飯を入れるとなると箸の取り回しが心地好くないだろうな。 外は外、中は中と釉を…

かき揚げ丼

お昼は桜エビのかき揚げ丼が売りという太田のうどん屋へ行ってみた。静岡が本店のチェーン店だ。 チェーン店というものをあまり信用していないので行く前から、まあ何でも経験だから、という気分である。 中に入るとほとんどがカウンター席の作りになってい…

渋入れ

平津長石釉の杉形碗をトチ渋に入れてみた。目視では貫入が見えず、入れた後の変化もさほどないので渋は入らないものとあきらめていた。 忘れかけたころあいつはやって来た。 今朝、洗い物かごに入れたままになっていた器に目をやるといつの間にか座敷わらし…

お江戸往復

車で東京を往復してきた。府中、八王子とかへは何度か行っているが、山手通り、目黒通り、環七、など走るのはうまれて初めてである。 大学院生の時、中野、荻窪に住んでいたので土地勘はあるが、電車の土地勘と車の土地勘は別物である。 しかし、何故かくも…

窯出し

昼少し前に窯出しをした。 平津長石がやはりまだほどよく融けていなかった。平津は融けがよいと思っていたが平津と言っていろいろあるから一概には言えないということだろう。一応スタンパーだが、熊谷の高価やものではない。ただ、貼りつきはよくこれまで見…

窯を寝かせる

昨夜、というより、今朝、3時10分窯焚き終了。 一日置いて明日窯出しだ。 瀬戸では窯出しを窯起こしという。ということは起される前の窯は寝ているわけだ。 私の器(焼き直しもあり)窯のなかで寝ている。 これを明日起す。寝た子を起す、というのは果たして…

削りのあとは施釉

まず、リューターで削る。 えっ、何を? 歯医者さんが私の歯を。実はひと月ほど前、歯ブラシが届きにくい部分が初期の虫歯になっているのを発見され、虫歯の部分を削り取られた。神経のある歯だから時々ピクーンと軽い痛みが走る。 今日は金属を被せるために…

早くもツクツク法師の声

工房へ登ると標高がやや高いせいか、オーシンツクツク、と秋の気配が漂い始めていた。 今日は午後から素焼だ。今回はやや大きい鉢があるので安全第一に素焼してから施釉だ。 実はまだ素焼というものをしたことがない。 訓練校時代、実習では電気窯での素焼だ…

ぶらりぶらり

久しぶりに住んでいる土地を離れてみた。気分転換だ。 行くあては特にない。ぶらり、ぶらりと旅をした。海をもたない上州人は暇が出来ると海へ行きたくなる。海鮮、ということばに弱い。魚市場の近くに行けば、つい海鮮丼を食べたくなる。食べた後で、ウニ丼…

とうとう超えた

なにをか言わんや。 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくお願いします。 画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了です。

結果

全然だめだった。考えてみればこんなに切れ味のよさそうなカンナでは縮緬はでないはず。ある程度の抵抗が必要なのだろう。 カンナ探しの旅はつづく・・・ いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくお願いします。 画像をクリックしてランキン…

うまく行かない縮緬

縮緬が好きだ。高台の花、茶碗の醍醐味とも言える。 高台脇の縮緬は(土にもよるが)何とか出るのだが、問題は高台内だ。つくる陶磁郎22「茶碗で魅せる!」の唐津土の削りでは田中佐次郎氏がいとも簡単に縮緬を出している。 カンナはこの写真をもとに同じ…

段々減って行く器たち〜そして誰もいなくなった!?

今日は実に気持いい日だ。気温は高い。工房の室温も38度。 それでも気持いい。湿度が低いせいだろうか。 干すごとに検品する。今朝は切立湯呑がほとんど消えた。前回の焼成でもすっと立ち上がる切立を焼いてみたが使っていて、目はもとより唇でも掌でも魅力…

干す

17日からぶらり旅に出て(ダビンチ氏に言わせると2泊3日は旅ではないらしいが)、帰ってきたらすぐに窯焚きに入るので16日までに完全に乾かしておきたい。幸いこのところ晴の日がつづいている。暑くてかなわないという日がないのでエアコンなしの暮しにはう…

スズメバチ乱入す

玄関を開けたすきに恐ろしいスズメバチが入ってしまった。玄関で羽音を立てて飛び回る。冷や汗。扉を開けたままにしてお引き取り願うのを待っていたが大体宙を飛び回るものは上が好きだ。天井や壁の上部の様子をうかがうばかりで低空飛行して外へ出る気配は…

冷水出し玉露

室温は29.7度だから暑くてたまらんという気温ではない。それでも蒸して、汗ばむ。 こういうとき、三時のお茶は玉露を頂く。といって煎茶道の組茶碗を持っているわけではない。そもそも私にそんな上品な趣味はない。 玉露は40度くらいのお湯で淹れることが多…

ここはどこだろう。瀬戸か?いや、瀬戸内海か? 私は海の中を潜りながら粘土を探している。何人か訓練校の同期がいる。 確かこの辺にいい土があったはずなのに、と海を彷徨っている。 何台も車が海に浮いている。なかには沈み掛ったものもある。 突然、囲炉…

比較的しのぎやすい日がつづく

暑いときはカッと暑いが、最近の気象はその両端を曇がちの涼しい日がはさんでいることが多い。からだは楽だが、器が乾かない。かつては夏に作りためをして、冬に焼いたという。理にかなっていることが分る。もしかすると農作業との兼ね合いもあったのかも知…

生きる意欲

言ふまいと思へど今日の暑さかな、だ。 でも、瀬戸の日向見坂工房では43度まで行ったこともあったから36度くらいで音を上げていてはダメか? 昨日、妓娃尼さんがイギリス土産や陣中見舞い(?)を携えて工房に来てくれた。 ダビンチ氏と妓娃尼さんは働き者の…

はや葉月

ダビンチ氏の敷地内に工房を間借して三月が過ぎた。工房の建設はまだ設計図の段階だ。三角形の土地に三角形の家、当然屋根は三角形・・・それが構造計算をむずかしくしているらしい。 さて、ここは竹が豊富にある。そこで今日は施釉のための柄杓を作った。百均…