2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

笠間焼陶炎祭(ひまつり)

腰痛再発のため長い旅は無理なので、茨城県笠間へ行って来た。ここは笠間焼の町だ。芸術の森公園には工芸の丘があり、いろいろな作家の展示即売をやっているし、受付で申込むと陶芸体験もできる。祭では200店以上の窯元が会場にそれぞれの店を広げている。全…

ぐぐ、ぐぎゅッ

またしてもぎっくり腰だ。厳密には凝り固まり性腰痛。一日中安楽椅子に坐りっぱなしでほとんど動かず本を読んだりパソコン打ったりしていたのが効いた。ずしーんと効いた。歩くのもやっとという為体だ。どうもこの季節は腰痛の季節らしい。一昨年もぎっくり…

にわか雨

正午直前、一天にわかに掻き曇ったかと思うと、突然の驟雨が襲ってきた。遠雷が鳴る。洗濯物を取込む。雷は早足でやって来て、ホンのつかの間地上界を睥睨して去っていった。これが深夜なら Brief as the lightning in the collied night That, in a spleen,…

花を満喫

今年は桜を堪能できた。去年は花を楽しんだ記憶がない。打って変わって今年は花を愛でること数度……つぼみを楽しみ、五分咲を楽しみ、満開を楽しみ、散る花を楽しみ、葉桜を楽しむ。ただ、美しさに酔いしれたのは一度だけだった。やはり桜は晴天の下が一番美…

突然の僥倖

「初夏栄村奇譚」の台本が完成した!奇跡のようだ。ついさっきの出来事だ。午前中はどうも理に落ちた構成に嫌気がさしてにっちもさっちも行かなくなっていたので、台本を接ごとに細分して印刷し、大学のグランドで風に向って投げた。ちょうどよい風が吹いて…

芝居をする理由

どうも胃の調子が低いせいか考えることも低調だ。上毛新聞で冬泉響を取り上げてくれるそうだ。記者がインタビューに来たのだが、どうして芝居をするのか、と訊かれて困ってしまった。理由なんかないんだな。芝居をしたいからしているだけなのに、それじゃ記…

足らないもの

どうやら、それは空気だったようだ。筋はいつもあってもないようなものだから、空気の密度の締めどころをきちんとしておかないとだらだらした芝居になってしまう。現に今そうなりかけている。空気の感触……胃の具合は少し恢復。これを機会にじっくり治そうか…

台本の雨が降る

台本ただいま8700字。だいたい目標の文字数に達した。達しはしたのだが不満がある。いや、厳密には満足感がない。もう少し悩んでみるか……。

桜は散るが、桜はつぼみ

玉村の桜は散り始めた。いちばんの花期に雨が降ったがそれも桜の哀しさでよいものだ。だが、妙義ふもとのさくらの里ではまだ咲き始め、沼田ではまだつぼみ、と言う。まだ楽しめるということだ。台本はというと、散ったようなつぼみのままのような微妙な咲き…

港の見える丘

横浜へ行って来た。雨の元町を歩いた。港の見える丘公園への長い登り坂を登った。桜はもうすっかり散っていた。群馬を出るときは寒いくらいだったので冬物を着ていったら、歩いているうちに汗だくになった。この差は何だろう。水上ではつい最近また雪が降っ…

もしかして桜花粉症?

一昨日までは、おっ、今年はあの苦しみなしで夏を迎えられるか?などと希望的観測があたまのなかの大部分を占めていたが、まず昨日、目の痒みがやってきた。そして、今日、あのくしゃみ連発症候群が始まった。花粉症満開である。そして考える、何が発症の引…

台本、後退

行き詰まってしまった。しばしretreatだ。撤退だ。休養だ。稽古場にまるで家に帰るようにやって来る団員と共にでなければいい台本も芝居も出来ない、とつくづく思う。芝居は実に特権的、かつ、排他的、求心的だ。しかし、慢心がうまれたら死に体になる。声の…

台本、微前進

「初夏栄村奇譚」の台本、やや進む。少し頭が台本モードになってきた。いい傾向だ。このままの調子を維持するようにご機嫌伺いをしていよう。だが、気を抜くと古い台本の蒸し返しになってしまう。新奇なもの、新奇なものと考えるが……果たしてどうか?まだま…

空っぽ

頭の中がみごとに空だ。透明といえば透明でもある。窓のそとを見る。窓の外の景色が見える。ただそれだけだ。焼香を焚く。焼香の香りが部屋に立ちこめる。ただそれだけだ。たいがいはちょっとしたことが台本のモチーフに化けたりするのだが、その「ちょっと…