にわか雨


正午直前、一天にわかに掻き曇ったかと思うと、突然の驟雨が襲ってきた。遠雷が鳴る。洗濯物を取込む。雷は早足でやって来て、ホンのつかの間地上界を睥睨して去っていった。

これが深夜なら


Brief as the lightning in the collied night
That, in a spleen, unfolds both heaven and earth,
And ere a man hath power to say 'Behold!'
The jaws of darkness do devour it up;
こんな情景を堪能できたであろう。

驟雨は楽しい。また、雷も楽しい。初夏の情緒纏綿だ。

それにしても、昨日まで花見に現を抜かしていたと思ったらもう夏だ。何とあわただしい季節のめぐりか。おいおい、私の花あれるぎいはまだ完治していないぞ。