2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

井戸釉窯出し

前回うまく行ったのでほぼ同じ条件で焼成。 井戸盃 土は新しく合わせたうちのひとつだが、よい感じだ。 六地蔵写し 土は古い合わせ土。梅花皮の様子を試験してみた。 比較的おだやかな表情だ。 さて、つぎは新しい土の小井戸が乾いてきたので焼いてみよう。 …

∴ん窯井戸に向けて

秋の課題は井戸茶盌。出来ても出来なくてもとにかく挑戦してみよう。賽は投げられた! まづは合わせ用の土作りから。 この塊は色の違いはあるもののすべて同じ地層から採取したもの。何を隠そう∴ん窯を建てる際、ゆんぼで掘っているとき現れた粘土層を取って…

世紀の大傑作!

昨日の窯は大わらわだった。オイルポンプが不調で1040から1時間後そろそろ1100になったかなと温度計を見に行くと何と!980度。上がるどころか徐冷になっている。 ねらしでもハプニング。1170度キープのはずがふと見ると1188度!あちゃ。今回の焼成データは…

迷走注意報

ただ今(いや、これまでずっと)迷走中。 これ!プンクトゥム!見つからない症候群…… いやいや、牛の尻尾は見つかりはしない(牛過窓櫺、なんに因ってか尾巴過ぐることを得ざる)。尻尾は見つけるものではない。それを忘れると邪念の迷宮にはまるぞ。何故か…

釉調合しなおしたものの

井戸釉試験。そろそろ方向が欲しいところだが、現実はキビシイ。 釉を作りなおしたが結果はこの通り。これが今の私の実力というところか。 こうしてみる限り釉の問題というより施釉方法の問題のように思える。また、焼成にも不満がある。全体をもう一度見直…

雨だ

いつもならバナナ(厳密には「芭蕉」)が生い茂り向うの民家は見えないのだが、今年の景色はちょっと違う。 雨はひとを懐古内省させてくれる。 やきものを始めてはや10年。ほとんどものを考えずに遮二無二突っ走ってきた。 そろそろ根を下ろす時期が来たか…

灰による色の差

井戸釉試験。 どうやら釉が機嫌を損ねたらしい。梅花皮が妙な変身願望を持ってしまった。もう一度調合し直してみよう。今回の試験結果。灰による色の違いがわずかに出た。 あれこれ試した結果、皮肉なものでいちばんよかったのは最初に調合したもの。ビギナ…

黒釉試験

釉は同じでも温度や雰囲気で面白いほど(そして、怖ろしいほど)変わる。試験した釉のひとつにほぼ求めていた調子が出た。成果あり。 もしかすると玄白でも使えるかも知れない。あとで試してみよう。 ∴ 根本を切られた朝顔のつるに花が咲いていた。ものすご…

井戸釉、黒釉試験

井戸釉、失敗。 調合の問題ではなく単なる濃度の問題。しかし、これが曲者。ほんのわずかな差で梅花皮は出たり出なかったり……。迷走の旅はつづく。黒釉追試、成功。 これはこれで一応成功。ただ、色合いや味わいが浅いので、別な角度から試験してみるかな。 …

井戸盃試験

再度試験してみたが、う〜ん、まったく灰を入れていないこの釉はうまく行かないな。ほんのわずかな灰の偉大な働きを実感させられた。 試験はつづくよどこまでも♪ ∴ 夏真っ盛り セミがここから飛び立っていった いつもおつき合い下さりありがとうございます。…

初咲き

庭先の朝顔が咲いた。 小さな花びらが秋の到来を告げる?そう言えば今朝もツクツク法師が鳴いていた。∴ん窯やきもの山房は夏休みだ。 ∴ 朝、居間の窓を開け放った 寺の鐘の音と共に涼風が入ってくる これまでついぞなかったことである いつもおつき合い下さ…

窯出し

井戸釉試験。今回のは貼り付きが悪い上、梅花皮も出なかった。ただ、焼きの色合いはよい。 黒釉試験。蛇蝎紋が出た。融けがもう少し欲しい感じ。やはり1180度かな? ∴ 山房はちょっとだけ山間にあるので平地より3度気温が低い。窯の中の器にとっての3…

井戸釉試験

新しい原料が届いたので、これまでの井戸釉を少しいじってみた。 井戸盃、口径91mm、丈54mm 土味がよくないが、それは今棚の上に上げておく。 新しく試した原料が融けきっていないように見える。まづは原料の素性を試験してから井戸釉に加えた方がよさそ…

窯出し

黒釉は油滴になって面白い。生掛けだとこういう風には行かないようだ。 絵唐津は宗麿風に描いてみたが、発色に不満あり。 新しい井戸釉は失敗。緑なすただの灰釉。 遍歴の旅はつづく。 ∴ 来週の土曜からちょっぴり涼しい予報。それまでほがらに生き延びよう…