2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

曇の日はからだが重い

相変わらず苦手な手作業がつづく。 昨日の段階はここまでだ。 まずは取っ手付きの色見。皿を付ける感覚が掴めていなかったので形が安定していない。また、ぐい呑が小さいので取っ手がうまく付けられなかった。あちこちひしゃげてしまっている。 それから第2…

消えた芭蕉

新しい週の始まりだ。 ねねぱっぱ片口の試作はほぼ半ばまで到達。 残された課題はたたら板(2mm)の調達、部品の型紙、及び取付け手順の確定、配色の決定だ。 たたら板は陶芸用品では高いので、別な板で調達したい。ベニヤに薄いのがあればいいのだが。 でも…

枇杷、ふたたび

今日、近くの農産物館へ行ったら二ヶ所で枇杷が売られていた。といってもお行儀よく箱に収められたブランドものではなく、庭の木になったからおすそ分けします、という感じの枇杷だ。 ついこの間弟の庭の枇杷をもいでたらふく食べたが、今日も値段の安さにつ…

片口試作

昨日はたたらの手間を惜しみいい加減に作ったので今日はちょっと本腰を入れて試作品を作った。 午前胴体を挽いて、午後部品を付けた。 たたらは久しぶりだ。まさに悪戦苦闘である。 あとは乾燥させて様子を見よう。 明日工房へ行ったら部品が全部落ちていた…

破天荒な夫婦道最終話

金八先生を観ていない私は、時には武田鉄矢の説教節に辟易しながら、また、時には清水有生の脚本のあざやかな決めぜりふに感銘を受けたり、高畑淳子とのコンビや橋爪功とのからみの妙味に惹かれて「夫婦道」を見ていた。いや、むしろ水曜を楽しみにしていた…

あひる?象?の片口

訓練校最後のたたら実習のときに作った奇妙な動物の片口が最近気になる。 あの時はいくつかの偶然が重なってあんなものが出来上がったのだが、割合に評判がよかった。自分でも可愛いと思う。 ∴ん窯の製品にしようと思う。 あの時は急須だったが、使い勝手を…

静養の一日

腰の大事を取ってほとんど動かずにすごした。 歯医者での治療と、工房で水簸中の粘土の様子見を除いて。 これが昨日だったらよかった。 今日は打って変わって暑い。 私の部屋にエアコンは(当然)ない。 そうだね、歯医者での30分が一番快適だった。皮肉なも…

不安なピキッ

工房の作業を終え、ベッドに座ってちょっと動いたとき、何度か身に覚えのある歓迎されざる音が聞えたような気がした。 腰である。ひどくなったらおしまいなので迷うことなく接骨院へ直行した。 運良く先客はひとりだけだったのでさほど待たずに治療はすんだ…

人間の序列

プラトンが面白いことを言っている。 There are three classes of men; lovers of wisdom, lovers of honor, and lovers of gain. 人間にはつぎの三つの等級がある−−智慧を愛するもの、名誉を愛するもの、利益を愛するもの。 美を愛するものを入れなかったと…

日常のなかの非日常

今日は訓練校で在職者訓練の日だ。出たかったが今年は参加しなかった。 以前の職場に「美しい日本語」と題された県民公開授業(全11回)があるのだが、第8回目の今日の講師は私が30年近く追いかけている山田太一氏だった。 「ことばとの絆」という演題で話は…

散策

工房の廻りを散歩した。もっと歩こうと思いながらなかなか散歩に出られない。習慣にすればよいのだろうが・・・。 このあいだの散歩で見つけた竹林だ。 下は竹の葉が厚く堆積してふかふかしている。ところどころに筍が頭を出している。切り取って横倒しにされて…

梅雨どきは乾かない

朝、作ったものが夜9時になっても乾かない。また、ひとつ茶碗を持ち帰って頃合いを見て工房出勤だ。夜中になるかな? 作ってから削るまで今日は予定した作業がないのでからだが空いてしまった。まさに《空だ》だ。 そこで勇気を振り絞って歯医者へ行った。こ…

枇杷

ゆうべ弟から電話があり枇杷が食べ頃になったという。 さっそく取りに行った。今年は不作らしい。枝もたわわという生り方ではなかった。それでも何日か楽しむには十分すぎるほど収穫できた。 子供の時、家に枇杷の木があり、梅雨時は木に登って大きな種を口…

雨の降る日は

肌寒い一日だった。 今日もテストピースの残りを作る。一応5種類のブレンドごとにそれぞれ5種類の比率のピースを作った。 あとは、湿台と湿台のサイズの差が大きすぎるのがあったので、中間の大きさのものを挽いた。朝一番に挽いたのに湿度が高いので夕方に…

細かい仕事

訓練校時代、石膏関係の作業はできる限り手を抜いていたため、今でも相変わらず石膏は苦手だ。 しかし、そんなことを言ってはいられない。今日はテストピース作りに精出した。 まずは瀬戸の工房で頂いてきた動力ロクロ用の石膏型の裏にテストピースの型を彫…

窯見学

妓娃尼さんに連れられて桐生市某所の陶房を見学した。 工房と窯場の両方を見させていただいたが、私には逆立ちしても建てられない外壁総板張り、屋根裏までアラワシにした豪勢な作りの建物に、ため息が出てしまった。 お祖父さんの代から作陶されていると聞…

久しぶりにうなぎを食す

劇団仲間と夕食を食べた。 出掛けていったのはうなぎの店。 瀬戸で食べて以来実に久しぶりだ。うなぎの顔も忘れかけていた。 店を替えて珈琲を飲みに行く。そこで、なんとパフェを食べた。これまた久しぶり。何年ぶりが覚えがないほど久しぶりだ。 飲まない…

削りテスト

今日は1種類だけしか作らなかったが、様子見に一個だけ持ち帰り、さきほど削り頃になったので工房へ行って削ってきた。 唐津の粗い原土のような削り味になった。いい感じだ。 これが焼いてどうなるか。ちょっと楽しみだ。 いつもおつき合い下さりありがとう…

ブレンドテスト

取りあえず5種類の土を試験する予定だ。 いつも使う赤津の土を少しだけ焼締るように変えたものが基本になる。試験する土は乾燥した後、40目で篩って、はたいてだいたい同じくらいな水分量にするのだが、かなりいい加減だ。それほど量はないからおにぎり状態…

真竹の味

走り慣れてきた道を行くと農産物館に「まだけ」の看板が出ている。 ん?真竹?竹を売るの? いや、いや、そんなことはないだろう。きっとあれは「まいたけ」と書いてあったんだ。「い」が濁点に見えたのに違いない。この辺は舞茸の産地である。 お昼をすませ…

竹の味

赤津の作家さんたちの工房には竹製の差し場がある。 うらやましい。 懐かしい感じもする。 というのは子供の時お蚕を飼っていたが(群馬は養蚕が盛んだった、それで桑もまだたくさんある)そのときに同じような差し場が使われていたのだ。ダビンチ氏の納屋に…

新表記

すぐ上のωん窯という書き方に気付いていただけたろうか。前から思っていたのだが、ん窯は単独で書いたときは問題がないのだが、文章の途中に入れると変なことになる。 そういうことでん窯の焼き方は・・・これではまずいと何か記号を「ん」の前に入れようと考え…

笑える出来事〜叉焼事件

朝炒飯を作った。先日買ってきた叉焼をスライスして入れた。食べるとときどき固いモノが歯に当たる。う〜ん、この叉焼、皮がヤケに固いなあ、とぼやいていた。 お昼には残りの炒飯を温めた。ちょっと叉焼が足らなかったのでまたスライスしようとして、説明書…

工房建築の打合せ

午前は?回目の設計士との打合せをしてきた。 いつも話題になるのが予算のことである。とにかくここには書けないような低予算で家を建てようというのである。 それでも土地、建物、窯を合わせればかなりの額になる。 建築家からすれば無謀に近いのだろうが、…

迷惑な侵入者

こちらに移ってから風呂場や流しに困った訪問客がある。ゴキブリではない。この黒い飛翔体はどこにでもいる。昨夜、頭がかゆいなと思って手をやったらゴキブリだった。ふざけたヤツだ。ひとの頭を止り木にするなと言いたい。 住んでいるアパートが古いせいか…

マサ土とは?

昨夜はF1トルコGPに最後までつき合ってから寝ようとしたのだが、頭が冴えて寝付かれなかった。 そんなわけで工房出勤は午後。 近いうちに窯が借りられそうなのであれこれ土を変えて試験用の器を作っている。 地元の土を何とか使えないかと思案の最中だ。単味…

桑の実ジャム作り

夕方、桐原宿あたりを散歩した。 桐原宿は青春時代、一年間だけ高校の教員をしていた時、下宿していたところなのだ。下宿した家も、また、隣りにあったお寺も今では改修されてずいぶん立派になって当時のおもかげはない。 県道をひとつ内側に入ると道の両脇…

something else

録画したTVドラマを観ていたら、老舗料亭を建て直すにはsomething elseが必要だ、という台詞があった。 ぎくり、となった。 自分の器のことを言われているような気がした。 「何か」とは何だろう? 妓娃尼さんが窯を貸して下さるひとを紹介してくれるそうだ…

土練りと肩の痛み

左肩が痛くなって二年目になる。最近気付いたのだが、土練りのやり方に問題があるらしい。 土練りのとき、私は左手で押す。訓練校時代、右押しもやってみたが何だか利手ではない方で箸をもってご飯を食べている感触で心許ない。 昨日、押す態勢をじっくり観…

ACTプチ同窓会

かつてシェイクスピア英語劇をやった劇団仲間二人と小さな同窓会を開いた。 ふたりとも桐生歴は長い女性なので、新参者の私にとって諸情報のルツボであった。多謝。 住み始めてようやくひと月、覚えたのはスーパーへの道くらいだけの私には刺激的な会食であ…