消えた芭蕉

新しい週の始まりだ。
ねねぱっぱ片口の試作はほぼ半ばまで到達。
残された課題はたたら板(2mm)の調達、部品の型紙、及び取付け手順の確定、配色の決定だ。
たたら板は陶芸用品では高いので、別な板で調達したい。ベニヤに薄いのがあればいいのだが。
でも、この片口はすぐに焼く予定ではないので宿題ということにしよう。
今日は色見をロクロで2種類挽いてみた。ヨリ土で輪っかを作るのが苦手なので、出来れば超ミニぐい呑で色見を作りたい。釉が垂れたときの用心に受け皿も付けたい。
超ミニぐい呑だけなら簡単なのだがそれに皿を付けるのが骨だ。20個ほど作っているうちに要領が分ってきた。ぐい呑の直径は3cmほど、それに幅5mm〜1cmほどのツバが付く。
訓練校のとっくりの首作りを思い出す。ちょうどそんな感じだ。右手で絞っておいて左手でツバをつまみ出せばなんとか受け皿ができる。めったにこんな細かな作業はやらないので、最初はぎくしゃくしたが、段々楽しくなってきた。
第1案はぐい呑を作ってからひもで火箸のための取っ手を付けた。
第2案はやや丈の高いぐい呑を作り、あとからポンスで横穴を開けた。この方が釉を塗る面積が広くて見やすいような気がする。問題はポンスの穴に火箸の先がうまく入るかである。こればかりはやってみないと分らない。でも、今日開けた穴はちょっと小さすぎると思う。明日拡げよう。
散歩の途中、工房予定地へ行くと二十本近くあった芭蕉が全部切り取られていた。下の畑の草がきれいに刈られていたのでいっしょに切ってしまったのだろう。せいせいしたような、さみしいような不思議な気分である。




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