2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

施釉前のあぶり

∴ 曇の空は低く垂れて 田舎の地下鉄は音もない 土曜日に焼く予定の器を窯に入れたので、差し場が久しぶりにがらがらになった。 どういうわけか施釉は気が重い。まず、その前にほとんどなくなっている釉をいくつか調合しておかなければ……。これも気が重い。 …

差し場整理

∴ 餌場にはスズメしか来ないが 森では四十雀やうぐいすが鳴いている 断捨離断行。狭かったらひろげればよいのだ、とばかり不要な器はじゃんじゃん壊して敷石代りにすることにした。 さらに裏庭の臨時物原に捨てておいた器も処分!メガネを掛けて、カナヅチで…

差し場不足

∴ 小学生の時のような夕立 雷と驟雨 ひとしきりして薄日射す 工房は広めに作ったつもりだったのに、粘土、原料、道具を置くスペースにかなりの部分を取られ、作ったうつわを乾燥させたり、焼いた器を一時的に収納する棚があるにはあるのだが、すぐにいっぱい…

削り

ちょっと早かったかな? 月ヶ瀬の土は縮緬がよく出るのだが、気温が高かったため、口や見込は乾燥したものの、高台はまだだった。これ以上置くと湿台の上で空転するおそれがあるので削り決行。案の定高台内の縮緬がはっきり出なかった。その後、骨董の写真集…

今日の作り〜飯碗

∴ 蛙が喜びそうな雲行きだ 地鳴りのような雷が鳴る 地元の方から要望があったややおおぶりの飯碗を弾く。今回は土を変えて以前試し焼していい感じだったので月ヶ瀬の白土を使う。難は腰が弱く、その上、砂気が多いので薄弾きが難しいことだ。どうしても持ち…

中之沢美術館

∴バナナの葉に 青蛙が光る 今日は粕川アートフェスティバル最終日。中之沢美術館で催し物があるので出掛けてきた。森の中の美術館だ。自然に包まれてぜいたくきわまりない。こぢんまりしているがお洒落な美術館である。前庭でいろいろな展示販売が行われてい…

削り終了

∴ 夜道でころんで 顔面をしたたかに打つ ヒゲのおかげで軽傷で済んだ 昨日藤岡の土で弾いた飯碗、湯呑などを削る。 今日の削り頃はぴったりだった。この土は普通に削ったのでは縮緬は出ない。それに飯碗に縮緬だと洗うのも面倒だし……でも、やっているうちに…

やや秋を外したか

発泡スチロール箱を過信してはいけないな。いや、朝5時に一度目覚めたとき、工房に下りてふたを開けておいたのを思いだした。あの時はすぐに削るつもりだったのだが、去年の秋からの原因不明の病のため(原因不明の病……というとなんだか悲壮感たっぷりだな。…

渋入り

∴ 雨がぽつぽつ落ちてきた 眠れない夜と雨の日には 忘れかけてた愛がよみがえる若い頃、熱唱していたら子供が 「ねえ、よみがえるってどんな蛙?」と真顔で訊いてきた 目の前の草原がますます緑の海になって来た。 今日の作りは訓練校同期や先輩もよく使う藤…

今日の作り

すくすく育つバナナを見ながら、ろくろ前。今日は平湯呑を弾く。 湯呑で一番気に入っている。月ヶ瀬というきれいな名前の土地で採掘されて土だ。縮緬が出やすいので削りの楽しみもある。

こんな身近に

∴ すぐ前の田んぼで田植の準備がはじまった。 水を張った水田に空が映って明るい。 いつも買物に行っているスーパーのすぐ横に珈琲屋さんがあることは知っていたが、ずいぶん前に一度立ち寄ったきり訪れることはなかった。たまたまヨガ教室の先生から隣町粕…

べべら山盃

赤城がきれいだ。頂上は雲に隠れていたが裾野の新緑がえもいわれぬ諧調を奏でていた。ちょっぴりセザンヌのサンビクトワール…… 今日の仕事はろくろ前。べべら山盃を弾く。ウォーミングアップの意味で30分だけ。今の私には疲れる手前で止めるのが肝心。弾いて…

女子パワー

∴世間は狭い 思いがけない場所で思いがけない出会いがある 今日はヨガ教室。ヨガが終るとちょっとだけお茶の時間になる。お茶を囲んでいろいろな話になるのだが、今日は庭でするバーベキューの話題で盛り上がった。ついて行けない私は積み残されてしまった。…

一旦しゃがんで

∴ 雨の日は頭が重い 若い頃にはなかったことだ そろそろ6月末の∴ん窯やきものまつりに向けて作り始めなければ……しばらく休養していたので調子が出ないが、休養のおかげで以前より作るものを厳選しようとする気持が強くなっていることに気付いた。土を選び、…

器の見方講座

∴ ひさしぶりに2時間の講義 心地好い疲労感 今日、午後開かれた「知っておきたい器の見方」講座が無事終了した。 思ったよりひとが集まり、さらに、やきものに関心を持っているひとばかりだったので話していて楽しかった。やきものをやってはいても、なかな…

桐の花

山房のすぐ横に咲いている。この木はたぶん隣の土地のものだろうと思う。田舎なので境界線があいまい(笑)。

リハビリ散策

∴ 桐の花が咲いている なつかしい匂い 唐津の土が届いたのでリハビリを兼ねてちょっとカフェボールやぐい呑を弾いてみた。 リハビリと言えば、ちょっとした発見をした。リハビリは英語で言えばrehabilitation、何となく知ってはいたが、どういう意味なのだろ…

覚える

∴ ちびの大風 地上を吹き抜ける 新しいことを身に付けるのにひとはどれくらいの時間を必要としているのだろうか?赤ん坊の学習能力の高さを見ていると、もっと知りたいという欲求の素晴らしさを思う。おそらくそれは本能によって突き動かされているのだろう…

舌の遊戯

∴ 部屋はすずしいが 外は暑い 居間は珈琲の香りでいっぱいだ NHKの「にほんごであそぼ」で面白い滑舌をやっていた。 縦玉手箱 高玉手箱 竹玉手箱やってみる。これが意外にむずかしい。のっけから噛んだ。 原理は この竹垣に竹立て掛けたのは竹立て掛けたかっ…

MRIはにぎやか

∴ 雨、雨、雨 蛙にぎやか 最中を食べる 六ヶ月ぶりのMRI検査だ。 しかし、なんであんな音がするのだろう?どうやっても音が出てしまうのならもう少し聞いていて楽しい音にして欲しい。この辺りに患者フレンドリーになっていない医学の限界がある。あんな風に…

あっという間に

∴ 洗濯物がよく乾く 一年で一番気持よい季節 バナナの成長は速い! 5月5日、11日の写真と比べてみるとそれが分る。 二葉目はもうじき全開だ。三葉目はどんな風に出てくるのだろう? 今日は暑い。和室の窓を開けはなって風を入れる。 最近、餌場に置いた水に…

田植も近い

∴ 久しぶりのキャッチボール 五十肩のリハビリ また、スズメの親子が餌場にやってきた。今日は小スズメ3羽。鳴声のチュチュが短めで絶えず餌をねだって鳴きつづけるので分る。すぐ前の田圃に水が入った。トラクターを入れて田植の準備がはじまった。いよいよ…

緑のどどめ

∴ こだまする緑 とウィリアム・ブレイクは言った 大自然のソノリテよ すぐ前の草原に桑の古株が5本古老の出で立ちで立っている。 近づいてみたらすでに桑の実が生っていた。 あとひと月もすれば熟して紫のどどめになるだろう。今日明日と赤津、窯の里めぐり…

バナナ

夕方になって餌場のバナナの二葉目が一段と開いてきた。今日も夕陽がきつい。ぎらぎらした西日はきらいだ。

ひねもすのたり

∴スズメの子がさえずる中 産土神はだまっていた ややうすら寒い午前、山房に接する神社へ散歩。 もうすっかり若葉が出そろって緑がきれいだ。梅にはもう実がなっている。緑のうぶ毛が赤ん坊のほほを思わせる。 やまぶきはもう盛りを越しているのだろうか。し…

コスタリカの憂鬱その2

∴ 大荒れの空模様 私の湯呑も荒れている 今日もまた届いたばかりのコスタリカ産珈琲豆を味わう。器は3月に焼いたもの。できればこの梅花皮をもう少し丸めたいのだが、火加減がムズカシイ。最近腹が出てきたのでお菓子はなし!食べすぎないよう気をつけてはい…

コスタリカの憂鬱

∴ 初めては二度とない 二度目からは陳腐になる 天候の安定しない五月である。 頼んでおいたコスタリカ産の珈琲豆が届いた。さっそくグァダルーペ農園の豆を挽いて飲んでみる。香りが匂い立ち、居間にあふれる。舌の奥の方にコスタリカ独特の赤葡萄酒のような…

あれは何なんだろう?

∴ 最近 工房がカフェになりつつある 時々ふと思い出すのだが、瀬戸の町や、赤津の町、あるいは土岐や田治見などで窯元を訪れているときに感じる独特な雰囲気がある。それはここ群馬ではまったく感じることのできないものだ。あれは何だったのだろう?それが…

しごと

∴ よもやま話は なかなかできない ただ見てゐる じっと見てゐる 窓の外を すずめのくちばしを見ているだけで何も作らない 客はひと月かふた月、あるいは三月にひとり 今は 何も作らないのが私の手しごと いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よ…

わけ

∴ 変な天気 全天候体験型 仕事はせず 日がな一日餌場に寄ってくるスズメを見て過ごす ためになることは何一つしない だから私の淹れる珈琲はうまい いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが…