リハビリ散策
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桐の花が咲いている
なつかしい匂い
唐津の土が届いたのでリハビリを兼ねてちょっとカフェボールやぐい呑を弾いてみた。
リハビリと言えば、ちょっとした発見をした。
リハビリは英語で言えばrehabilitation、何となく知ってはいたが、どういう意味なのだろうと思って調べてみた。……re(再び)を取るとhabilitationなのだが、このhに惑わされていた。
何と言うことはない英語のable(可能な)の変化形だった……つまり「再び可能にする」。
フランス(ラテン語)語由来のため英語に入ったとき発音しないhが落ちたのだ。もともとのhabereは「手に取る」「扱う」の意。そこから一方では能力、もう一方では衣服(habit)の意味が出た。
では、なんでリハビリにはhがあるのだ?文芸復興(ルネサンス)時代のラテン語に忠実にという運動はほとんどの場合失敗したが、時にhがこのように復興していることがあるらしい。
意味の変遷は面白い。「手に取る」が「可能」や「衣服」になり、さらには「習慣」を生み、ひいては「住居」や「資格」にまでつながって行く。
日本語や漢字にも深く調べればこういう面白い歴史が隠されているのだろう。