2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ものの力

O wonderful, wonderful, most wonderful wonderful, and yet again wonderful, and after that, out of all whooping! (ああ、すごいわ、すごいわ、とってもすごいわ、もっと言わせて、ものすごいわ。それだけ言っても、まだまだ足りない。)これはお馴染…

どえらいものが到着

萩の止原さんから思いがけない頂戴物をした。 斗々屋茶碗である。 すぐにもお見せしたいが、蛍光灯の下では映りが悪い。明日、撮影して載せるつもりだ。 止原さんにはこれまでもいろいろな陶芸の基本を教えていただいた。私が斗々屋で四苦八苦しているのを見…

削り、そして、化粧

丸一日経ってようやく何とか削れる状態になっった。8寸鉢は柔らかすぎて裏返そうとすると変形しそうなのでドライヤーでしばし強制乾燥させてから削る。 そして、杉形碗に大道土で化粧。 ちょんちょんちょんと∴ん窯印。 見込は刷毛目。 手ぼうきを解体して作…

覚書

室温22度、5時間後、まだ口が柔らかい。 午後7時。結局、今日中には削れないと判断。ビニールを掛けて工房をあとにする。 やはり気温がこれだけ下がると午前に作り、午後に削りというわけには行かない。 夏の盛りには3時間もあれば削れるが、寒くなると12時…

6寸鉢

今日は6寸の浅鉢を挽いた。18cmの鉢だから作るときは20cmちょっとの大きさになる。深さはないのでほとんど皿に近い。 あまり挽かない大きさなので苦労する。半分失敗、半分成功。土の状態にもよるが、今日は土の機嫌が悪いのか、私の機嫌が悪いのか、へたる…

日曜はダメよ

日曜は休む、というのを基本にしている。日曜はダメよ、である。 今日は骨休め、というより、肉休めだ。 洒落を解説するのも野暮な話だが、昔ギリシア映画に「日曜はダメよ」というのがあった。映画は観ていないが、主題歌が流行ったので知っている。民族楽…

『十二夜』その後

セザーリオは仮の姿。実はヴァイオラという女性だ。航海の最中に、難破して双子の兄と離ればなれになって異国の海岸に漂着する。宮廷に仕えるために男装し、セザーリオと名乗っているのだ。 宮仕えをするうちに公爵を恋したうが、宮廷では男と思われているか…

削り

ようやく終了。 削りは楽しい。萩のT原さんに削りを教えていただいて以来、楽しくなった。 啐啄同時という禅語があるが、きっとそんな感じだったのだろう。 でも味のある高台とはどんなものなのだろう。削りながら模索し、模索しながら削っている。 いつもお…

杉形碗作り

今日は午前中、杉形碗を挽いた。 Kssy先生から、土取りが決まればそのうちにトンボななんか使わずに全部同じ大きさになる、と切立湯呑実習で言われつづけていたのだが、土取りが甘いのか、引上げが甘いのか、一向に同じ大きさにならない。 1枚に1個くらい、…

水挽き復活

親指のキズがどうにかふさがったのでロクロに戻った。 今日は美濃のもう一つの赤土、大道土、そして、自作の赤土2種類で挽いた。 あるものはへたりやすく、あるものは頑強で、また、あるものは繊細である。 午前に作って、午後削るというのが一番よい循環だ…

おもてとうら

表が表裏の対ではなく、かつての語形「おもつへ」から「主」や「思」と関連があると指摘したのは坂部恵氏(『仮面の解釈学』)だが、裏もまたおもしろい成り立ちをもっているようだ。 ふと、ひとに背いたり、約束を反故にすることを「裏切る」と言うのはどう…

八ツ場ダム

ダム工事中止を公約に掲げた民主党が政権を取り、いま長野原では大騒動になっている。 TVは視聴率だけが大事なのでこういう感情に訴えやすい騒動は大喜びである。だが、本当にTVが報道するほどダム推進派が多いのか、私は疑問に思っている。 八ツ場ダムの計…

小休止

指の傷もあり、今日は休養。 足利へラーメンを食べに行った。 店の名は「◎一」。昼時だったので駐車場は結構混んでいた。 カウンターに坐り、醤油ラーメンを注文する。 ちょうど間がよかったのか、あっという間に運ばれてきた。速い! 固めの麺、スープはま…

削り

昨日、午後萩の土(長沢陶土)で作った斗斗屋の乾き具合を見ながら試しにいくつか削ってみた。 細かい縮緬は出るのだが、斗斗屋の豪快な縮緬からはほど遠い。もう少し乾かしてから削ってみよう。 砂気の多い土だと今くらいできれいな縮緬が出るのだが、土も…

新たな作りへ

次の窯は基本的に赤土で行く。やはり赤土はおもしろいと言うのが実感だ。 今日は試しに美濃の赤土で斗斗屋に挑戦。初めてなので柿蔕茶碗と勝手が違う。かなり薄く挽いたので、切り離して、板に乗せようとすると口がゆがんだりする。真っ平らのもあるし、この…

9月になれば

9月になればもう工房建設も軌道にのって・・・ などと考えていたのは夢物語になってしまった。まだ見積合せに手間取っている。相手のある話だからこっちだけが焦ってもどうにもならない。 心づもりとしては9月中にどんな形にせよ、具体的な方向を決めて動き始め…

覚悟のことば

何気なく見ている再放送の連続ドラマの一場面ではっとさせらた。よく人生80年とか言うじゃない。私はね、長いこと病棟ナースやってて人の生死に関わってきたの。だからね、当り前のように明日が来るなんて考えたことなかった。それでね、今日思ったことは今…

土を練る

この間はたいた土を配合して取りあえず2種類の柿蔕茶碗用の土を練った。柿蔕茶碗と言ってもいろいろあるのでどれを目指すかによって土も変れば、釉も、また、施釉の方法も変る。 毘沙門堂の豪放もいい、京極もたまらない魅力がある。でも、私は藤波の穏やか…

ひねもすのたり

結局、温泉へ行く気合も入らず、春でもないのにひねもすのたりのたりと過ごしてしまった。 おかげで萩と美濃から届いた粘土は不在票なしで受け取れたし、次回予定している器に描く模様の図案も大分はかどった。 いつもおつき合い下さりありがとうございます…

腰にきた

昨日、ちょっと重い物を持ったらさっそくやって来た。 ま、まずい。 今日は無理をしないで温泉で静養かな。 日々是好日。 部屋ではこの間窯出しした器がまだ時々思い出したように「ピン」とか「チン」とか鳴ってやきものの時を刻んでいる。

土の整理

いろいろな土の配合を試していると、残った土がかなりの数になりだんだん工房の粘土置き場(そんな特別な場所があるわけではないが)が乱雑になってしまう。そこで、昨日は系統の同じ粘土はひとつにまとめて整理した。というのは新しい粘土が来るからだ。 赤…

窯出し〜その2

どれも造作が下手だったり、釉の濃度、融け具合、発色が不十分だったりして、満足なものはないが、これが今の自分の実力だから受け容れるしかない。 それでもちょっといい部分もあるので、次に活かそう。 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援…

窯出し

教訓。あまり多くの釉を試験しない方がよい。 せいぜい3種類がいいところだ。 生掛けのせいもあり、今まで釉剥げが出ていたので今回剥離防止を一番の目標にして釉を作った。その点では成功したのだが、剥げない釉は味がないということを知った。いろいろな考…

窯焚き終了

9月13日本焼成。6時半点火。 温度の上がりがやや遅いまま還元に入る。途中温度曲線が前回を追い抜く勢いになる。 いい感じだ。でも、何でこんな激しい音がするのだろう? もう1100度を越えているから当然か・・・。 念のためにと、圧力計を見る。 れれれ??? …

昨日、施釉、今日捨てあぶり

今回は少し作りすぎた。長板に並べたのを見て、これは無理だなと思っていた。 それが器に伝わったのか、私の得意技のおっちょこちょいで、8寸鉢、井戸風茶碗と比較的場所を取るものがあとかたもなく砕け散った。 おかげで、今回もぴったり窯に収った。 今日…

早寝早起き

最近、健康的な習慣がつづいている。9時になるともう眠たくなる。 ん?単なる老化現象。 かも知れない。 まあ、それならそれで無駄な抵抗はしない。 それでも窯焚きとなればそんなわけには行かなくなる。薪窯ではないから夜更かしは一日だけなのだが、ペース…

創作下着〜Tフン(要するにふんどし)

ゆうべ温泉に入っていたら夕方会ったばかりのダビンチ氏の若い友人が露天風呂にいる。 横浜から来たと言っていたのでまさか粕川温泉に来るはずもなかろう、他人のそら似だろうと思っていたら、ついっとダビンチ氏が姿を見せた。 あれっ、やっぱり! と、露天…

ギャラリー男蔵

知人から大間々町に男蔵というギャラリーがあり、工房予定地の近くで陶芸をやっている方が個展の最中だと教えてくれた。 さっそく行ってみた。 いいところだ。 駐車場に大八車の車輪が飾ってある。 ギャラリーは個人のお宅らしい。 そうとうなお大尽なのだろ…

天日干し

今日もからっと晴れた。工房の温度計は36度。天日干し日和だ。 最近突然の雨もないので安心だ。

作りは一段落

今日で作りは終った。今回は赤土もある。 それを午後、削って、次の焼成分の作りは終了だ。 むずかしい作りや削りになると息を止めてしまうクセがある。一瞬ならいいのだが、それがつづくとある種の酸欠状態になる。 大抵は途中で気付いて深呼吸するのだが今…