創作下着〜Tフン(要するにふんどし)

ゆうべ温泉に入っていたら夕方会ったばかりのダビンチ氏の若い友人が露天風呂にいる。
横浜から来たと言っていたのでまさか粕川温泉に来るはずもなかろう、他人のそら似だろうと思っていたら、ついっとダビンチ氏が姿を見せた。
あれっ、やっぱり!
と、露天風呂で話の花が咲いた。
横浜の彼は縄文とアイヌに並々ならぬ関心を抱いており、熱っぽく自身の信念を語った。
彼はふんどしを締めていた。
ちょっと感動した。考えてみたら父親の代までふんどしは当り前であった。だから懐かしさが先に立った。
ネットで見るとふんどしが注目を浴びているらしい。
通販で買うのもいいが、送料が馬鹿げている、とケチな私はつい思ってしまう。
ふんどし風なものが作れないだろうか?
ひらめいた。
Tシャツを解体すればできそうだ。
百均でゴムを買う。少し太めなものがよい。長さは1メートル。
都合がよいことにTシャツは首廻りも、腕廻りも、胴回りもすべて輪っかに縫ってある。ゴムをそれに通せば簡単に脱力系下着が完成する。一枚のTシャツから長め、短め合わせて4枚のふんどしが作れる。

名付けて「Tフン」。
最近は女性用のふんどしもあるという。
わざわざ買う必要もない。たかがふんどしである。人に見せるものではない。それでも、プリント柄の可愛いTシャツを使えば立派な創作下着となるだろう。
はさみで切り取っているのでほつれはある。それも味だ。手ぬぐい感覚で使えばよい。
私は2枚のTシャツを解体したのでつごう8枚のTフンができた。これだけあれば毎日使える。みなさんもやってみては如何ですか?