2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7月最後の窯

∴ 暑さのせいか 蝉が工房に避暑に来ている 今日も窯焚き。中は柿の蔕2個、皿2枚、釉の試験片3個、焼き直し湯呑1個、以上。小窯の足は実に敏速である。今回は窯の底(煙突に炎が入り込む穴が6つ空いている)の設定を変えてみた。文章で説明するのは無理なので…

柿の蔕茶碗、試作

∴ 山房では蝉の鳴き声が聞えない 朝夕のかなかなはよく聞えるが…… また、柿の蔕茶碗を焼いた。 土味はよい。石はぜが結構あるが面白いと思う。釉調が面白味に欠けた。施釉にもうひと工夫あるべきである。まだ青いな、と思う。 見込はよくできたかな……ただ、…

炎天を楽しむ

∴ 昨日より暑さは和らいではいるが それでも暑いぞ エアコン頼み 私の住む山房は大久保地区の集会所に隣接している。大久保地区にはオーバー70とおぼしき男女10数名のバードゴルフ(たぶん?)同好会があり、毎週日曜日、2時にプレーを楽しんでいる。こ…

美という生きもの

∴ 天下灼熱 山房芭蕉林 愈繁茂著 である Facebookをやりはじめたのが2010年12月、まだ日は浅いが友達も少しづつ増えている。なるべく名前と顔が一致するようなお付き合いをしたいので積極的に数を増やすことはしていないのだが、気付いてみると121人になって…

鳥媒花

∴ 早朝、キョッと一声鋭く鳴く鳥がある。なんだろう? ホトトギスの変則鳴き? 今日は朝から暑い 工房の南側、いつも器を干しているところをふと見ると雑草にまじってヒマワリらしき花が咲き始めている。鳥が運んできたらしい。ちょっとうれしい贈り物だ。昨…

もぐら土

∴ 車のウィンドウォッシャー液を補充するためボンネットを開けたら、何かがガサガサがとエンジンの下の方へ逃げていった。あれは一体何だったのだろう?気になる 裏庭にモグラがいる。わが家と隣の境界はかなりあいまいで、謂わば雨水が流れる自然の側溝が境…

ヨガの解放

∴ ヨガから帰るとお客さんが待っていた うれしい夏の午後である 新しい小窯はここちよい作陶のリズムを生み出してくれる。作りさえしてあれば、朝点火、午後鎮火、翌朝窯出し、窯詰め、点火……と毎日窯焚き出来る(ちょっとあたふたしはするが、不可能ではな…

快挙

∴ 牛を飼う 牛が逃げ出す 牛を探す 私の牛はどこにいる 快挙、というのは、これまでネットの地図で住所を入力しても表示されなかった我が山房がゼンリンやgoogleで表示されるようになったからだ。YahooやMapFanでは住所不明の扱いだが、そのうちに右へ倣えを…

小窯

∴ 朝は寒く 昼は暑く 夜はまた寒いいのち咲くむくげに馬を送らばや 新しくやって来た小窯もまたむずかしい。まだ二度しか焚いていないが凡庸な結果しか出ていない。明日またいくつか入れて焼成試験を行う。これまでの焼成曲線に囚われすぎているかも知れない…

逆説

∴ 山房の裏庭は何の前触れもなく突然森になる だから展示室から森の断面が見える ハイデガーは存在がおのれを開示する場所をLichtung(森の空き地)と呼んだ。 生い茂る樹木で満ちた森のなかに、何もない空間が広がる。 鬱蒼とした樹木の群のただ中で、樹木…

明日の窯焚きに向けて

∴ 今日も涼しい というより肌寒い 夜は有鄰館で舞踏のゆうべだ ただ今施釉中。 器の数は少ないが、釉の準備の手間は同じだからけっこう時間がかかる。焼き上がりを想像しながら、あるいは、妄想しながら、たっぷり時間を掛けて施釉している。8時半にはじめて…

不思議な光

∴ 暑さはどこへ? 夏に上着を重ねる 私は寒がりなのだ ゆうべ休もうとするとふわーりふわりと小さな光が舞っている。蛍だ。山房の裏庭へ迷い込んだらしい。しばらくすると窯場に現れた。たった一匹である。よく虫が入り込んで出られなくなるので、虫取り網で…

柿の蔕

∴ 裏庭に蒔いた朝顔の芽が だいぶ大きくなってきた 雑草に負けるな! 今回は、新たに二種類の土を作り、柿の蔕を弾いた。余った土で鈴形湯呑も弾く。気温が高いのであっという間に削り時になる。第一の土は全体的に砂気が多く弾き味も削り味も大変よい。ただ…

削り

1時に弾いて、5時半に削り。乾燥が早いことこの上ない。 窯場に巨大なカマドウマ登場!

作り

∴ 朝は靄 温度はさほどではないが蒸し暑い 昨日より汗が出る からだがぼんやりしている 季節外れの筒碗ではあるが、頼まれたカフェボウル(松江のぼてぼて茶碗風な)を弾いたついでに一個だけ弾いてみた。美術館で見た高取水指の焦げ茶を試してみたくて……高…

小型窯、窯出し

∴ 驟雨到来 小学生のときは毎日夕立が来た 雨があがったあとの涼しさを久しぶりに味わえた 棚板は30×35……小さい上に薄くて軽い。これで釉が垂れたらタガネに耐えられるのだろうか?灰や黒釉は板を汚すものである。一撃で真っ二つ、などということにならない…

小型灯油窯、初焚き

∴ ムシたちは暖かいのがお好き??? 窯の蓋の上で数匹が焦げていた なんで逃げないの? 先日届いた小型の灯油窯をはじめて焚いた。すべてが小さいので大きい方の窯の焼成曲線をモデルにして、試行錯誤しながら焚いてみた。先ほど終了。ほぼつつがなく済んだ…

君看双眼色

∴ 山が山だと言ったわけでもないのに 山がある 情の力というものがある。それは否定しない。どんなに理路整然としたことばも貫けない心に情は春の雨のように染みわたる。いや、春の雨以上の浸透力を持つ。 それをe.e.cummingsは nobody, not even the rain, …

教室の犀

∴ なかなか山房が片づかない 散らかしの天才 ああ、片付け上手なひと求む! 大分前の話だが、「教室の犀」という本をたまたま図書館で見つけた。衝撃が走った。私の音楽に対する考えが根底からくつがえされた。また、美に関しても革命的変化が起った。著者の…

山と山のあいだに

∴ 5mのHDMIを買った。TVをパソコンのモニターにするためだ。でも、よほど大きなTVでないと意味がないかも そのあいだには何があるのだろう? 誰にも分らない。そこへ行ってみるしかない。あるいは村があり、あるいは谷川があり、あるいは荒れ地があり、ある…

ほぼ真夏

∴甥のバンド演奏をyoutubeで聴いた 才能というものは遍在ではなく偏在するものらしい 梅雨も明けないうちに暑い夏がやってきた。山房では開けはなっていると風が入って来てなんとかしのげるのだが、車の中はツライものがある。今年になって初めてのエアコン…

風呂工事

∴ 猫もしゃくしも…… なんで猫?なんでしゃくし? 工事といっても簡単なもの。水を流す栓が小さすぎる(設備屋さん、なんでこんなに小さいのにしたんだろう?)ため排水が悪い上、トラップが付いていないタイプなので時にムカデが出没するのだ。そこで栓を普…

ついに届く

∴ ムシムシムシ 暑くないのに暑くてたまらん 上蓋式灯油窯が午後届いた。窯は中古だが状態はよい。バーナー、熱電対は新品だ。上蓋式の簡素な構造が面白い。大分焼きムラが出そうだが、それはそれで面白そうだ。移動式なので焚くときは煙突を少し外に出して…

皿稽古

∴ 曇り空 ときどき雨 蛙が芭蕉で歌っている あまりに皿作りが苦手なのでちょっと稽古してみた。いろいろな疑問が浮かんでくる。あれやこれや試してみる。棒引き、個引き……結論から言うと6寸皿の個引きは手間がかかりすぎる。棒引きでは約650gの土だが、では6…

芭蕉さらに繁る

∴ 私の雑木林で ことばが迷子になっている 迷子の迷子の勘太郎やーい いよいよ夏である。我が山房の庭(とも言えるし、すぐ前の空き地とも言える)のバナナがますます成長している。一番大きいものはすでに私の背を超えた。この地に移り住んで3年目になるが…

ギターの弦、切れる

∴ 猫が茶を飲む そんなことあるのかな しばらく張り替えていなかったせいか、ギターを弾いていたら突然弦が切れた。あの衝撃はけっこうすごい。それだけ強い力で張っているということなのだろう。3種類の買い置きがあったが、気分を変えてこれまでのダダリオ…

ひさしぶりのブログ

∴ 今朝大久保は霧のなか 私の未来も霧の中 カルダンetクレージュ…… やきものまつりで忙殺されてパソコンを開く間がなかった。久しぶりにブログへ復帰する。今回のやきものまつりは木金土の三日間に設定してみた。平日は誰も来ないと思いきや初日木曜に足を運…