2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

削り

夕方、工房へ行き削る。 糸を入れる場所がちょうどよい?あるいは浅すぎ?たため削らなくてもよいベタ底が結構あった。 底についたしっぴきの後が渦巻きのようで面白い。でも、すべての器をベタ高台でやろうとするとなかなかむずかしい。数ミリの微妙な差で…

第2弾

昼前の一仕事。今回は土を変えて大道土にした。単味でどんな風になるのか確かめたいので萩砂は入れない。 弾いてみてつくづく下手というか未熟だなと思う。50個弾いても同じものができない。よくいえばそれぞれに個性があるのだが……気に入ったのは3個くらい…

初窯

儀式としての初窯はあとで焚く予定だが、今回は実質的な初窯だった。 濃く掛けた灰が流れて伊羅保になるにはいったい何度まで上げる必要があるのだろうか?蛙目を混ぜたり、鉄釉と同居させれたりすれば話は別だが、今までこの灰は単味では融けたことがない。…

窯焚き&窯出し

昨日はすかっと晴れた良い天気だった。窯焚き日和……というのがあるかどうかは知らないけれど、気持よい一日だった。 8時半、点火。9時鎮火。中性炎、12時間で1250度。その後、30分はOFへ振り、約50度ほど温度が下がったところで鎮火。 感想。灯油窯は実に面…

施釉&窯詰め

今回の焼成試験は同一釉なので比較的すんなり終了…… だとよかったのだが、途中で例のおっちょこちょい魂が降臨して、施釉台に乗せた長板のバランスが崩れ、10個ほど割ってしまった。 割れたのも試験なので焼くことにした。 やっているときは気付かなかったが…

あぶり

寝不足で朝からげんなりしていた。 11時からあぶり。今日は左右のバーナーを対角になるようひとつづつ点火して、バーナー2本だけで250度まであぶってみた。 ガス窯の時と大体同じ昇温曲線であぶれた。 明日は施釉と窯詰めだ。 疲れ気味である。今日は早く寝…

霧雨の露天風呂

ふと見たら温泉でもらった無料券の期限が明日だ。明日はあぶりと社会還元で温泉へ行く暇がない。 そこで、実にひさしぶりに粕川温泉に浸かった。 露天風呂に入る。細かな雨が降っているが意外に気にならない。気分がよい。歌が出る。出た歌が「一本刀土俵入…

ひそかな計画〜#719

Xデーは7月19日。なるべく実現できるように努力したい。 工房開きだ。ささやかな展示販売をやろうと考えている。 だが、それには展示すべき器がある程度揃っていなければならない。さらに、それよりもまず工房が完成し、引越が終っていなければならない。難…

さんざんな宇都宮

宇都宮と言えば「餃子」。そうである、宇都宮は餃子の町である。近い割に意外に行ったことがなかった町、宇都宮。たまたま栃木県立美術館で濱田庄司展をやっていることを知ったので餃子と陶芸のふたまたをかけて出掛けてみた。 いけなかったのは朝飯をしっか…

美術館

作った手毬唄の乾燥は天気にまかせておいて、今日は美術館の陶芸展へ。 う〜ん、美術館へ行くのは久しぶりだ。瀬戸にいたときは結構行っていたけれど群馬に戻ってからは初めてである。しかも行くのは群馬ではない。 では、ちょっと出掛けてきます。 またのち…

試し焼の準備

空焚きが終ったので今度は試し焼だ。 そこで丸い湯呑(手毬唄)を50個ほど弾いた。 今日は暑い。11時すぎに弾いたものをひとつお昼に持ち帰ってきたが、1時半には削り頃になっている。 すぐに工房へ行き、削る。 なかなか思うようには行かない。それでも削り…

空焚き

昨日の元栓事件はいい教訓になった。 まず元栓を開ける。電源を入れ、点火する。4つのバーナーのうちひとつだけが着火しないで、灰色の煙がもうもうと出る。ちょっとあわてる。 しばらくしてからようやく着火した。 灯油バーナーは持主に似て神経質らしい。 …

熱電対を付ける

そろそろ新しい出発の準備をしなければと、動き始めた。 まず新しい窯に熱電対を取付けた。 そう何度も経験することではない。私はもちろん、初めてだ。これでいいのやら分らないが、一応止っているし、温度も表示されるから大丈夫だろう。 窯を設置したとき…

ほこりにまみれて

久しぶりに大道土を篩った。 主な目的は化粧土を作るためだ。無知ゆえにいろいろな製土会社の大道土を混ぜてしまっていたので、化粧土の色合いが以前と違ってきてしまった。 そこで一番最初に作った化粧土と同じやり方でやってみた。 ただ、どの篩目まで篩っ…

工房進捗録

工房の方はダビンチ氏が群馬を離れているのでしばらく中断状態である。すぐ下のたんぼでは田植の準備で田を掻きはじめた。水路にいる蛙の声もだんだん増えてきた。 周りのひとに蛙が苦手とか、蛇やとかげが嫌いというものが多い。蓼喰う虫も好きずきで、何故…

山笑う

今住んでいる所や工房は赤城山の裾野にあるのに、林や手前の山に隠れて赤城が見えない。 用事で前橋の方へ行った帰り、赤城がちょうど正面に見えた。 下の方から上に向って新緑が登って行くさまが手に取るように分る。まさに山笑うである。 いつもおつき合い…

茶に酔う

劇団員と入間の茶園見学に行ってきた。 今ちょうど新茶の仕込真っ最中である。たまたま劇団員の知合いに製茶業の方がいらしたので紹介してもらい出掛けた。 まさに製茶日和である。 社長から説明を受ける。工場は完全にコンピュータで管理され、人手によるよ…

つらつら2

ときはやすやすとひとをならくにつきおとすが ときはまたやすやすとひとをうちょうてんにさせる いいちゃわんがやけたとき アルハンブラがうまくひけたとき だいほんがしあがったとき ムーンウォークができたとき あえないとおもっていたひとにあえたとき な…

花粉症、再来か???

一度今年は脱出したと思った花粉症だが、もしかすると杉ではない花粉を介して再来したかも知れない。戻って来なくていいのに・・・ 風邪かと思いきや、どうやら花粉のようだ。今日になって鼻水が出たり、目がしょぼついたりして、気付いた。頭がどんよりする症…

つらつら

ときはわたしのえいえんのたしゃ ときはわたしにわたしをわたす ときはわたしのてんてき ときはわたしをもてあそび すこしづつすこしづつほろぼしてゆく それなのに いや、それだから ときがなければわたしはない だが、わたしがなくてもときはある りふじん…

工房進捗録

和室から洗面所、トイレ、居間、窯場を見る。 こんな感じに床下がすべて見えなくなった。 これからフローリング材をずらしながら張り、壁(大体は経費節約のために石膏ボードのみ)、天井と仕上げて行く。 田植が待っているのでダビンチ氏としては5月いっぱ…

工房進捗録

屋根裏物置。こんな風に完成! ここはもちろん乗っても大丈夫な場所。右手奥は窯場の天井部分になる。 工房から見上げると こんな感じになる。節がきれいな板もある。 今日は寒いくらいだ。先日の冬泉響のグレープフルーツ狩りの大収穫のおすそ分けを食べて…

工房進捗録

ロクロ場上の天井裏。 ここはホコリが居間へ飛ぶのを防ぐために天井を張っているので、強度はない。上に乗ったら踏み抜いて落っこちる。 こちらでは落っこちないように屋根裏に床を張り、収納スペースを作る作業に入った。 ここは厚い根太を回し、その上に頑…

工房進捗録

工房部分の天井が取付けられた。 少しづつ前進。 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了

窯出し〜ほぼ全滅状態

脳天気にsprezzaturaの話に現を抜かしている間、窯の中では∴ん窯の五郎を仰天させてやろうという計画が秘かに進行していたが、神ならぬ身では知るよしもなかった。 黒伊羅保が赤くなってしまった。1210度まで上げたその10度の差か、あるいは、最後悪あがきに…

毒舌ご容赦

もうひとつ役者に求められるものがあった。それがsprezzatura(スプレッツァトゥーラ)(トゥーを強く読む)だ。 日本語にうまく訳せないことばだ。これはルネサンスの宮廷人の条件とされた特質で、どんなに困難なこともやすやすとやってのけたり、堪え忍ん…

工房進捗録〜床

今日、工房へ行ってみると居間の床がいい感じに出来ていた。フローリング材を張るための捨て板ではあるが、これですべての床が一応張られ歩くことが出来るようになった。

窯焚き

昨日、夏の炎天を思わせる暑さのなか、とうしゅう窯のガス窯を借りての窯焚きをした。 9時過ぎまで焚いていたので今日一日寝かせて明日午前の窯出しだ。 面白い発見をした。 今回はOF気味の中性炎で焚いた。 今まではどちらかと言うとRF気味の中性炎が多かっ…

施釉&窯詰め

施釉。 並べてみたら意外に多かった。 今回は黒釉がほとんどだ。黒は色調が安定しないので奥が深い。まだ奥が深いなどと言えるほど焼いてはいないがいつも前回、あるいは、前前回と同じものをめざして、必ず裏切られる。 大名窯と思いきや、0.25立米にぴった…

あぶり

暑い一日にだった。 今日は簡単にあぶって水蒸気を飛ばす。一目瞭然だが、まったくの大名窯である。 久しぶりの窯だったのでいろいろ細かなものを忘れてしまった。色見用の破片とか、湯呑とか・・・。いつも何か忘れてしまう∴ん窯の五郎ではあるが。 いつもおつ…