2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

窯場探しに出発

これから約二週間、群馬で窯場を探す予定だ。そろそろ落ちつく場所を見つけなければならないと感じているので、いい場所が見つかることを祈っている。ネットは使えないだろうからしばらくブログはお休みだ。帰ったとき、いい報告が出来ればと念う。〜〜〜〜…

バルトークを聴く

図書館の帰り、猛烈なスコールに遭った。あんなにすごい雨の中を走るのは久しぶりだ。雨粒のしぶきが霧のようにフロントガラスを包み前が見えない。最高速のワイパーもほとんど意味をなさない。みんなゆっくり走る・・・スコール共同体。今夜もおかげで涼しい。…

指が覚える

技術というものは教科書通りには行かないものだ。最近ようやくロクロの引上げの基本を指が覚えてきた。だが、私がやっているのは「やってはいけない」と言われたことなのだ。それが私にとっては一番無理なく引上げられることに気付いた。指の形はひとそれぞ…

ぶざまな星野ジャパン

韓国戦は見るに耐えなかった。高校野球の方がはるかに緊張感あふれる戦いを展開してはいないだろうか。このだらけた雰囲気は何なんだろう。どんな試合でも戦いのオーラがある。柔道然り、卓球然り、バドミントン、水泳、バレーボール、すべて然り。オーラ、…

大したことではない、果してそうか

朝刊に、オリンピック開会式に彩りを添えた中国56民族の子どもたちが、実はほとんど漢民族の子供の着せ替え人形だったことを北京五輪組織委員会が認めたという記事が載っていた。「たいしたことではない」の捨て台詞に現代の中国が象徴されている。あんなも…

敗戦の日に過激に思う。

終戦記念日なんて言っていいのだろうかね。私は戦後生れだけれど無条件降伏した日を記念日にするのはいまだに抵抗がある。戦中派ならもっとかもしれない。今の日本は文字通りアメリカの傘下にあって繁栄していることは疑う余地がない。でも、本当にこのまま…

ようやく応えてもらったツクツク法師

今日も朝例のツクツク法師が一鳴きした。あれま、また梨のつぶてか、と思っていたら午後、どうやら応えてくれる仲間が見つかったらしい、たぶん。まだ、最後の演奏がかなりぎこちなくてカワイイ。ウグイスも鳴始めはかなりぎくしゃくして聴いている私たちを…

差異の同一化

群馬の平野部で育った私は、遠くに山が見えないとさみしい。今日たまたま小高い丘を走っていたら夕暮の山並が遠くに見えた。勝手にあれは秩父連山ということにした。こういう見なしは何というのだろう、借景ではないし、修辞法で言えば隠喩になるのだろうが…

一度だけ鳴くツクツク法師

今朝も9時ごろ「オーシンツクツク・・・」と一度だけ鳴いた。だがそれっきり沈黙している。呼びかけたのに誰も返してくれないよ〜、といじけているのだろうか。メールなども返信が来ないとそんな気分になることがある。そういう自分も、読んだままうっかり返信…

オリンピック観戦

フェンシングを見た。初めて見たかも知れない。奇妙な気分になった。舞台のように競技空間だけが明るく浮び上がり、観客席は闇の中だ。剣先が相手のからだにまとったセンサーに当るとライトがついて得点ということらしい。もし剣道が柔道のように世界のスポ…

切立湯呑覚書

不思議なことがあるものだと思った。引上げの際、左手の親指、中指(人によっては人差指も使うが私は添えるだけで使わない)の力をだんだん抜いて行くと、同じ力で引上げた時より高く引上げられる。どういう理屈なのかは分らないが訓練校でKssy先生がそんな…

虫は時を正確に知る

今朝、ツクツク法師が鳴いていた。今年初めて聴いた。気温は相変らず高いのだが湿度が下がり、朝夕はぐんと涼しくなり、もう夏の終りなのかな、と感じる瞬間がある。希望的観測も入っているかも知れないが・・・。でも、私よりは蝉の方が季節の移り行きには厳密…

バドミントン考

ゆうべは北島の金メダルや、女子バレーの3タテの勝利でうれしかったが、悔しい思いもした。小椋・潮田組の敗北のことだ。人気が先行している感のある日本のペアをはじめから鼻であしらっているかのような試合態度だった。とにかく中国ペアは強かった。その力…

唐津土

工房は相変らず40度だが、時折風が吹込むので意外に凌ぎやすい。 今日もせっせと切立湯呑の稽古だ。少し向うが見えたかな、牛の尻尾が見えたかな、指先にそんな感触があった。大分前に西浦商事で買った唐津原土(おおまかに「唐津」とだけあるので唐津のどの…

夏休みが見えてきた

なかなか決らなかったが、ようやく夏休み(と言っても、毎日が休みみたいなものだから、夏休みというのも変だが)の計画が具体化しはじめた。20日から二週間ほど群馬に帰省、その間に窯場を探して、できれば決めたいところだが、こればかりは縁もあるので自…

切立はままならない

最近、朝夕がけっこう涼しくなってきた。気温自体は高いのだが体感的にはしのげる暑さだ。でも、去年の統計を見ると15日過ぎてから最高温度になっているので気は抜けないが。工房も正午はほぼ40度に達し、扇風機は熱い風を動かすだけの働きしかない。それで…

スローなブギにしてくれ(1981年)

野良猫のような女子高校生が破滅癖から抜出せない中年の男とやんちゃな青年のあいだを行き来するうちに自分の道を見つけるややひねりの加わった青春グラフィティ。そんな性悪中年(ちょい悪どころか極悪だ)を山崎努が好演している。もうすぐバブルが沸々と…

揺れる季節

朝うろこ雲、昼積乱雲、原爆忌 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 いつもつき合って下さりありがとうございます。 下のランキングのどちらかをクリックして応援いただけると励みになります。 人気blogランキングに投票! にほんブログ村に投…

一番身近に感じるひと

そう切出されれば普通は恋人とか家族とかと思う。でも、そうではない人もいる。医師から今夜が山と宣告されながら、いのちの極みのただ中で不安や恐怖どころか、神を一番身近に感じ、死ねば神に会えるのだ、と胸を高鳴らせていた、と言う。そういうひとは宗…

真夏の秋

朝、庭を見るとトンボが飛んでいる。空を見ると筋雲が積雲のさらに上を漂っていた。真夏の秋だ。今朝は見た瞬間、あっ赤トンボだ、と思ったが、もしかすると見間違いかも知れない。実際は夏に飛ぶ種類のトンボだったのかも知れない。だが、見間違いであろう…

深夜に鳴る茶碗

ゆうべ、というより、正確には今日の早朝ということになるが、1時半ころだったろうか、誰もいないはずの居間からたくさん重ねた茶碗が鳴る音が聞えた。じっさい居間には失敗作の茶碗がいくつも重ねて段ボール箱に入っている。でも、地震でもない限りがちゃが…

ちょっと気になる奴

この間の窯は大失敗だったが、一つだけある意味で成功したものがある。 群馬から瀬戸に来る途中たまたま目に止って採取した土の試験焼だ。単身ではへたるとおもい、貫入土を適当にブレンドした。量が少なくていい加減に混ぜたので高台内には混ざりきっていな…

曇天の霹靂

見事な鳴りっぷりだった。午後4時37分、前触れもなく突然バリバリと来た。思わず拍手してしまった。実に気持よい。まだ明るいから稲妻は見えないが、天空でゴロゴロやっている。これで一雨来てくれればうれしいのだが。でも、あっという間に雷鳴は遠のいてし…

北風

珍しく北風だ。この方向の風は比較的涼しい。エアコンのない部屋で日中を生延びるには南側の窓を開けてはいけない。アスファルトのせいもあるのだろう、外の空気の方がずっと暑いのだ。だが、我家の北側は田圃だ。比較的涼しいのはこのおかげだ。あとは扇風…

塩派、味噌派、あなたはどっち?

胡瓜の生かじりに付ける調味料の話だ。私は断じて塩派である。味噌汁は大好きなのだが味噌を生で食べるのはあまり好きではない。スーパー「武勇」で胡瓜が安かったので、まとめて買った。さっそく塩で食べた。不味い。このえぐみはなんだろう。昔の胡瓜はも…

の・ようなもの

ぎとぎととした暑さの部屋(室温35.9度)で、森田芳光の劇場用映画のデビュー作(1981年)を観る。落語家の卵とトルコ嬢(今では廃語だが)の淡白な交わりを軸に、落語家仲間をからませて、青春群像を描き出す。秋吉久美子が持前のけだるさで好演している。…

切立湯呑と青山運歩

4日目にしてようやく訓練校時代の感触が戻ってきた。粘土も違うし、あの時より薄く引いているのでまったく同じというわけには行かないが、基本はいっしょだ。利休君やEcho君は毎日やっているというから、もうずいぶん熟達していることだろう。初心に還るのは…

比較的涼しい日々

この前までの猛暑は何だったんだろう、と思うほどこの頃は普通の夏だ。助かる。それほど暑くはないので夕方、散歩に出た。瀬戸市は柿の木が多いように思う。ごく一般的な果樹なのでどこでも植えられているが、例えば玉村ではこんなにどこの家にもという光景…