唐津土

工房は相変らず40度だが、時折風が吹込むので意外に凌ぎやすい。

今日もせっせと切立湯呑の稽古だ。少し向うが見えたかな、牛の尻尾が見えたかな、指先にそんな感触があった。

大分前に西浦商事で買った唐津原土(おおまかに「唐津」とだけあるので唐津のどのあたりの土かは不明)を乾燥させる。また、人力スタンパーで砕くのだが、とにかく乾燥だけは済ませておこうと、昨日から干し始めた。

あまり鉄分はない感じだが、水で練ってみないと分らない。ところどころに赤土のようなものが混じってはいるが全体には白い感じだ。この原土は異常に高かった。西浦でも売手(唐津の売手)が強気だと言っていた。高くてもいい味が出ればそれはそれでいいのだが・・・。
9月には一度大澤で焼きたいのでそれに間に合えばと思う。