2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

裏の林で春が啼く

∴ 裏の雑木林に向けて IC録音機を置いてみた 何種類の野鳥がいるのだろう? なにげなく外に出たら、聞えてきた……うぐいすの声。まだ下手くそ。練習中。 私は今日もぐうたら(遇多楽=多くの楽しみに遇う)を決め込んでいる。 遇多楽、万歳。 何か役に立つこ…

さぼりたい日

∴ 庭に餌を撒いている 今朝は7羽もスズメが来た 今日は朝から何もしたくない気分だ。 最中五郎も戸所宏之も討ち死にしている。がんばれないときはがんばらない。のほほんと過ごすのが一番だ。とは言え、こころのどこかで負い目を感じている自分がいるのは困…

ヨガの力

∴ 地湧の菩薩…… すごい発想だ 何故なのだろう、どうしてなのだろう、といつも不思議に思うのだが、ヨガ教室でヨガをやっていると必ず眠くなる。いろいろ指示が出されるのだが、時にはあまりにいい気持で指示を無視してうとうとしたくなってしまうほどだ。家…

第一回沙童会

∴ 夜の闇が 少し明るい春の宵 有志で集まってシェイクスピアの台詞を読み合う会を作りたいという声があったので、数ヶ月前から準備を重ね、ようやく今夜第一回の集まりを持った。その名を「沙童会」。役者を表す英語shadowにシェイクスピアの和名「沙翁」を…

落語

∴冷え込み再び あまりに寒くて頭が凍った ゆうべは久しぶりに落語を聴きに出掛けた。正幸寺の友引落語会。噺家は柳家小里ん。お直し、碁どろ、らくだと地味な話ばかり並べての高座だった。こういうところにも噺家のバランス感覚というのか、センスというのか…

柿の蔕、その後

∴ 雨があがって一気に晴れ間が広がる まぶしい 昨日の柿の蔕、見込にやすりをかけて丸くし、お湯を注いでみた。漏ること漏ること、みるみる高台がみずびたしになって行く。予想はしていたが、これほどまで漏るとは(笑)。しかし、せっかくだからこれで抹茶…

窯出し

柿の蔕は荒ぶる魂が大暴れというところか?笑ってしまうほど荒々しい。とても器としては使えないように思われる。 この土は味付けようにブレンドする位にした方がよさそうである。

歯医者

∴ 雨だ 春の雨が降っている 何度行っても歯医者は緊張する。上手な先生なのだが緊張することに変りはない。 今日は1月に抜いた部分にブリッジを掛ける処置の第一日目だ。 終って外へ出ると解放感がある。歯は私たちの楽しい生活の入口である。美味しい食生活…

色見の不思議

窯焚きの最終段階で、いつ鎮火するか判断するために窯から陶片を引出して観察する。それを色見という。だが、言葉に引きずられて釉や土の色を見るものだと思うととんでもないことになる。 これがその証拠だ。 土も釉薬も同じだ。左側が1220度で引出したもの…

さきほど鎮火

今回は思い切って強く還元を掛けてみた。 約1110度の段階で窯の横穴からはもちろん、扉の上部の吹き出し穴、中央の色見穴、下部のつや見穴、すべての穴から炎が吹き出している。 上は吹き出し穴からの炎の写真。まだ灯油窯になれない頃、還元を強くしすぎた…

窯焚き

∴ スズメに似た大食漢の渡り鳥アオジは 今日も庭にやってきている 7時点火。 今日は還元1230度目標。11時間〜12時間の短時間焼成の予定だ。というのもこれまでのデータからこの窯はじっくり焼くより一気に焼き上げた方が成績がよいらしいことが分ったからだ…

久しぶりのブログ

∴ やや花曇り 男子更年期? 頭が重い 身内がインフルエンザB型に罹り、バタバタしてブログにご無沙汰していた。さて、今日はあぶりに入る。 今、点火(11時50分)今回は350度のあぶりの予定だ。7時間くらいか?庭にはアオジという名の渡り鳥が来て餌をついば…

今日も外干し

∴ 風強く、まだまだ寒いのだが 少しづつ春がやってきている 外干し4日目 五斗蒔で作った湯呑の左側の2個は、先日水簸した赤土でさっと薄化粧してみたので、色が違う。石膏型で乾かしていた土(再生土)がほぼ練れる状態になってきた。黄土と萩砂を少し加えて…

無為楽

∴ 今日も晴 このお天気のようになりたい 今日は何もしない。ただぼんやりと一日をすごそう。まあ、そんなことを言っても、真面目に仕事をしているひとに比べたらほとんど毎日ぼんやりすごしているようなものだが。この間、日曜朝の番組「はやく起きた朝は」…

今日の仕事

∴ 昨日につづき晴天 でも、昨日は夕方猛烈な風花であたり一面白銀世界に 今日はあまり寒くなりませんように! まずは絶好の外干し日和なので外干しする。 そのあと、クデ土(削りかす)を干したものを水に浸けて粘土に戻す。焼かない限り粘土は何度でも再生…

例の土

削りかすを水簸して篩ってみた。篩目は14目、20目、30目、40目、50目、60目の6種類だ。先ずは接写写真で入っている砂(石)の大きさが分る。14目接写。 20目接写 30目接写 40目接写 50目接写 60目接写 つぎは全体の写真で砂(石)の量が分る。14目全体 20目…

一年を振返って

∴ 久しぶりの太陽 発電している実感 昨日の朝の番組「ボクらの時代」は震災直後から支援活動をつづけている三人の語りだった。。中には被災者もいる。聞いて思う……ことばが追いついていない。一度収録したものの内容に心残りがあり収録し直したものだそうで…

裏返せた柿の蔕

∴ 震災から一年! 私にとっても長い一年だった 私が東北にできることは哀しほどわずかだが 東北が教えてくれることは限りなく大きい 喜捨のこころ、喜んで身を捨てるこころ、喜びに身を捨てるこころで進みたい ようやく柿の蔕の口が裏返せる固さになった。 …

柿の蔕を削る

∴明日でもう一年 ますます東北のこと、忘れないよ 日本はまったく違う国になったのだと思う 震災は私の身心にも痕を残している 今日はかなり柔らかいうちに削ってみた。何とか削れたものの、土がまだふにゃふにゃしているので裏返せない状態だ。 伝世品の柿…

昨日の柿の蔕

どうにかこうにか削ってこんな感じになった。削り跡から石の多さが分る。釉は灰釉の沙毘掛(薄掛け)を考えている。鉄分の多そうな赤土である。果たしてどんな色に上がるだろう……。 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像を…

柿の蔕

∴雨、雨、春の雨…… 雨が降るのに鼻水が出る 目もかゆくなってきた 今年は柿の蔕作りに本腰を入れて、納得のゆくものを作りたい。 昨日につづいて同じ赤土で弾いてみた。とにかく石が多い。粘土屋の案内では手袋をして弾いた方がよいとのこと。手袋はめて弾い…

久しぶりの

新しく取寄せた土で久しぶりに柿の蔕を弾く。さて、上がりはどんなだろう?ぶらりと散歩に出ると隣の集会所の梅がほころび始めていた。

削りは楽し

∴ いよいよ花粉の到来か 昨日から鼻水ずるずる さきほど湯呑を削る。最近湯呑ばかり作っている。これでは∴ん窯ではなく湯呑窯である。早く土を決めたいと思う。試験ばかりの日々もよいが、これぞという茶碗を作ってみたい。焦ってもろくなことはないが……。大…

いつまでつづくぬかるみぞ

∴ 曇天模様 寒くはないが、暖かくもない 初めての徐冷……。果たして結果はどうだったのだろう?これまで灯油窯で焚いた43回の記録を読み直してみる。総じて長い時間掛けたものは失敗している。うまく行ったのは灰単味と斑唐津くらいか。特に黒釉は長時間御法…

はじめての徐冷

∴ 今日は午後四月の陽気になるという 今はまだストーブを焚いて室温15度だが 昨日の窯焚きは徐冷というものに挑戦してみた。 目標の1230度で1時間ねらしたあと、1時間で50度〜60度づつ下げるように灯油の油量を調節するのだが、いかんせん初めてである。どの…

雪そして雨

∴卒業 首途(かどで) 旅立 そんな季節 さほど寒さは感じなかったのだが、朝5時半に起きてみると外は真っ白。でも、雪は雨に替っていた。いつもより少し早めに点火。6時。今日の窯はほとんどは前回の温度不足の器の焼き直しだ。それから天然灰が融ける条件を…

役者の孤独

∴ どんより曇天 秩父は見えず 昨日は山房で第2回の沙翁寄席『じゃじゃ馬ならし』が行われた。詳しくはこちらをどうぞ!思うに、役者(演者)というものは孤独である。受け取る側はのほほんと聴いていればよいのだが、演じる側はちょっとのミスも許されないの…

温度不足?

∴なんとあたたかな陽射しだろう 日陰にはまだ雪が残ってはいるが 新しい土の試験は不首尾だった。推測するに温度不足だろう。もう一度焼き直して様子を見てみよう。新しいものを吟味するには労力と時間がかかるものだ。一度の失敗でがっくりして、あわてて結…

窯出しを待ちながら

∴ 雨の一日 野原の風情が春である 今の窯温度348度。まだまだだ。今夜遅くかな?山房では、大畠さんが明日の沙翁寄席の稽古をしている。去年、彼女は東京で行われたシェイクスピア朗読のゆうべに参加して刺激を受け、準備を重ねてきた。去年末に行われた第一…

窯焚き

∴ 昨日の雪が まぶしい 今日はいよいよ窯焚きだ。3月に入ってしまったので2月は一度も窯焚きしなかったことになる。もう少し頻度を上げたいものだ。今回、作ったものがひと窯に収まりきらなかった。優先順位を考えて急がないもの、試験ではないものを残した…