今日の仕事
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昨日につづき晴天
でも、昨日は夕方猛烈な風花であたり一面白銀世界に
今日はあまり寒くなりませんように!
まずは絶好の外干し日和なので外干しする。
そのあと、クデ土(削りかす)を干したものを水に浸けて粘土に戻す。焼かない限り粘土は何度でも再生可能だ。
風呂敷が大活躍。瀬戸でよく見かける光景だ。
これを吊しておいて水を切る。ある程度水が切れたら石膏型に入れてさらに乾燥させる。
数日おいていい感じの固さになったら練ってビニール袋に入れて保管。
やきものはこういう作業が結構多い。訓練校で「ろくろはやきものの仕事のほんのわずかにすぎない」よく言われたことを思い出す。まさにその通りである。
一番面倒なのは原土から土を作る作業だ。私はめったにやらないがどうしてもやる必要に迫られることがある。大道土(萩土)や唐津土は原土でしか入手できないものがあるからだ。
粘土に混ぜる砂がなくなると大道土を篩って必要な大きさの篩目ごとに分けておく。もっとも、一度30kgの大道土から土作りをすると当分は砂を集める作業は必要ない。それ位たくさん石や砂が出る。
今日は釉の試験片を作った。
まずたたら板を使って粘土を薄切りにする。
使った形は以前切立湯呑を削っていたとき、削りすぎて底の部分を切り落としてしまったことがあった。何となく形がよかったので焼いておいたのが、こんなことに役立つとは!