2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

柳の下にどじょうは・・・

¶ いなかった!二匹目のどじょうを狙って窯焚きしかし、今回は火が入りすぎて枇杷色が飛んだ。30分のねらしがあだとなった(原因は多分そこだろうな)鬼板がここまで目立つようではだめだまだまだ窯焚きが未熟でござる仮令、図星は外れてもせめて的の周辺を…

さあどうかな?

¶ 今回は還元時間をやや長めにとってみた。青井戸狙いだ。しょうじきな話、青井戸や小井戸についてあまり分っていない。小井戸と大井戸の違いもよく分らん。サイズの違いと思いきや「小」井戸のはずが中には大井戸より口径の大きいのもある。ただ、小井戸、…

柔肌になったものの

¶ 前回までは高台中心に釉調合、焼成を繰り返していたが、どうしても胴の肌がギスギスした感がいなめなかった。今回はその修正が主な目的。 その点は改善したのだが、その半面釉が丸まり、土の色も面白味のない茶盌になってしまった。茶盌はやはりちょっと危…

外干し

風が冷たい。『ハムレット』のthe air bites shrewdly; it is very coldを思い出す。風が噛む、とはよく言ったものだ。山房の南側に陽が射してきたので部屋干しの茶盌も外干しする。 それは昼間の話 今は深夜なんと外にはいつの間にやら雪が積もっている! …

ヘタな鉄砲も

というわけでせっせと作った井戸茶盌。それは昨日の話……。おかげで寝るときは筋肉痛。 とにかく弾いている時間より土練りの時間の方が長い(ウソ) そして今日両手の小指の外側が痛い。石まじりの土を弾いたことのあるひとなら誰もが身に覚えのある痛み……ヒ…

違う曲線で焼いてみた

温度を下げ、ねらしを長めにとる曲線を試してみた。 結果:以前この曲線で融けた釉より春雪釉はやや固いので所々にとげとげしさが残ってしまった。長くねらすと釉色が濃くなるという欠点もある。でも水試験はねらし効果か、まづまづの結果。前回ほどダダ漏れ…

少しツヤっぽくなったかな?

どうも私が作る井戸は色気がない。前回のは乾燥肌シワだらけのアフリカ像のようだった。 できれば思わず手で触れたくなるような柔肌な美女がよい。さて、今回は温度を少し上げてみた。いつもはねらしはせずに徐冷に入っていたがちょっとねらしを入れてみた。…

仕切り直し

窯出しした直後は興奮して有頂天になるが、しばらくすると現実が見えてきて愕然となる。 この繰り返しだ。私にとってやきもの作りとは何だろう?商売ではない(なり得ない)。美の創造でもない。そんな一途な求道心はかけらも持ち合わせがない。道楽?それが…

窯出し

今回の第一の目的は土の吟味。ありきたりの土では面白くないのであれやこれや手持ちの原土や粘土を合わせてみた。全体的に鉄分は多い。いろいろ手直しすべき点はあるがまづまづの出来にほっとする。今回焼いたのは次の茶碗。 夜鬼土・春雪釉 赤鬼土・春雪釉 …

せっせせっせと

井戸釉が決まり、いよいよ井戸茶碗の作りに入った。まづは土を見極めないといけない。取りあえず6種類で試験。大きい器で試していないので果たしてどういう結果になるのか? 夕焼けがきれいだ。 ∴最近、ノラが山房の廻りを徘徊している 〇どんな猫? ∴白と黒…

井戸の釉薬ようやく決まる

決まりはしたが、相変わらず不安定だ。でも、これは天然土灰の宿命なので、窯焚きの技術を向上させて安定を図るしかない。試したのは4種類の釉だったが、そのうちの2種類の出来がよかった。ただ、他の2種は融けすぎて不可だったので、もう少し温度を下げれば…

いよいよ決断せねば

試験というものはきりがない。ある種の楽しみがあるので永遠につづきそうである。しかし、この世は時間という制約がある。これまででの作を吟味してそろそろ結論を出す。今回の井戸盃は二つ。その1 その2 釉薬は同一だが施釉法が違う。ちなみに前回のはこ…

1mm前進

少し釉を手直しして焼成試験したのは六種類かゆいところにほぼ届いているのだが(右上) bull's eye というにはまだ遠い。もうちょっと ∴ボケた 〇どうした? ∴スーパーで買ったものを袋詰め台に忘れてきた 〇金銭的損失より、ボケたことの方が手痛いね いつ…

花花花

益田釉、前回は融けた感じがいまひとつだった。今回はいい感じの照りが出ている。梅花皮のかたちも亀甲風になっている。しかし 花は咲けばよいというものではない。 それに、こうやって写真で見て気付いたのだが花の彫りが深すぎるようだ。裂けた氷河ではな…

2月が勝負★

ちょっと方向を変えて、風化長石ではない石を試してみた。釜戸、平津、益田を試験。釉調合の段階から益田は粘り気があって花が咲く予感があった。花は咲いたものの枇杷色にはまだ遠い感じはした。日陰だと色合いが違ってしまう。 こちらは別な土に掛けたもの…

蕎麦を食べに中之条へ

今日はプチドライブ。 最初の目的地は樽。そこは赤城山の麓でイチゴの名産地。11時に到着。行ってみるともうほとんどイチゴは売り切れてしまっていた。教訓:イチゴを買うには早起きすべし。次の目的地は蕎麦がうまいという吉岡の店。だが、途中で考えが変わ…