2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

浸み出す私

変なタイトルだが、私の実感でもある。寝る前にときどき坐禅をする。電気を消して窓辺に坐る。網戸越しにアパートの駐車場が見える。遠くのもの音や近くの蛙の声が聞える。そんなとき私は三人いる。まず、私の中の私、こうして文章を書いている私。中心とし…

私はどこへ

自分の人生はいったい何なんだろう・・・ときどき頭に浮かぶ問だ。不意をつかれてぎくりとする。何故なら、その問に答えられないからだ。私はどこへ向っているのだろう。中也ではないが故郷を離れ、瀬戸で暮らしていると 思へば遠く来たもんだという述懐がしみ…

登山の鉄則

迷ったときは元に戻れ・・・まさにその通りだ。やきものの山道で迷った私はまた切立湯呑の稽古を始めることにした。訓練校時代のように一日中というわけには行かないが、1時間は稽古したい。今朝さっそく引いてきた。ほんの少し砂気を感じる赤津土。貫入土ほど…

朋有り遠方より来たる

芝居について大いに語る・・・実に楽しいひとときをすごせた。この愉悦を励みにしてもう一頑張りしよう。

窯出し

火之神さまはなかなか気まぐれなお方だ。今回の窯はひと窯ほぼ全滅状態でいま、ことばが出ない。反省材料が明らかなものはよいのだが、原因不明の結果にはどう対処してよいのやら・・・途方に暮れている。また試験するしかない。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…

驟雨、再来

いいものだ。この雲のうねり。これで色が赤ければ窯の中のようだ(見たことはないけれど)。 この直後に大粒の雨が地面を叩いた。にわか雨というくらいだから長くは続かないだろうが、久しぶりの涼しい朝だ。でも、群馬から友人が窯出しを見にやって来るから…

驟雨到来

久しぶりの雨だった。風が出たな、と思うと間もなくやってきた。横殴りの豪雨だ。気持よい。このままずっと降ってくれればとの願いもむなしくあっという間に止んでしまった。にわか雨はこんなものだ。でも、ずっとしのぎやすくなったのはありがたい。スケー…

昨日より過ごしやすくてよかった・・・

今朝は大寝坊をしてしまった。だいたい朝は早起きなのに・・・今日に限って目が覚めて時計を見たら7時!わが目を疑う。5時に目覚ましを掛けておいたのに。たぶん一旦眠りが浅くなったもののまた寝てしまったのだろう。こんなことは初めてだ。とにかく大澤へ急行…

ただ今

12時台にひどい眠気に襲われ、大澤の軽トラの荷台で横になる。これ、意外に寝やすい。30分ほどだったが熟睡してしまった。2時40分に消火。覚悟していたより早かったが、寝坊のツケが廻った。色見が思っていたのと全然違うので今は暗澹たる気分だ。でも、色見…

窯詰め

今日は私の前の窯の予定が入っていないので早めに窯詰めに行く。工場で溶接をやっている大将(と私は勝手に呼んでいる)に暑くて辛いね、と言ったら、生きてる証拠だわ、と返された。大澤へ行く楽しみのひとつは大将に会うことだ。箱を開けてがっくりしたの…

いや〜暑いねェ

今日は今までで一番の酷暑だ。まだこれからが夏本番だから気合を入れておかないと。器をこわさないように、釉を剥がさないように注意してラップでくるんで箱詰めする。この作業にもだんだん慣れてきた。夕方から窯詰めと捨てあぶりだ。またしても色見を作る…

施釉完了

工房温度41度超。今年初めての記録だ。しかも、今日は風がない!ソヨとも吹かない。だが、幸いなことに長石釉の施釉作業は1時間少しで終了。まだまだ温度が上昇しそうな工房をあとにして、瀬戸市立図書館へと向かった。今度は冷房が効きすぎている。2時間ほ…

chihoさんのマネで、全然関係ないけれど・・・

家から工房へ行く途中にくねくね曲がる山道がいくつかある。そのほとんどのカーブの最速ラインは見つけたのだが、ひとつだけどうしてもラインが見つからない複合コーナーがある。やっかいなのは最初ゆるく、最後にきつくなるのだ。F1など見ていてすごいなと…

施釉、全部やりたかったけれど

藁灰系の方は濃度がちょうど良くなったので施釉できたのだが、長石系のがちょうどいいかなと思って、CMCをだばだばと入れたらけっこう薄まってしまいもう一日待つことにした。CMCもっと濃くしないといけないのかな?手ですくってみるとぬるぬるして糊として…

Monkey Magic

私の借りている部屋ではファミリー劇場というチャンネルが見られるようになっているのだが、そこで今週から西遊記が始まった。夏目雅子が三蔵法師を演じているドラマだ。のどかな時代だったのだな、と思う。まだ貧しい時代でもあったかもしれない。セットや…

乾燥と釉作り

土曜日26日の窯焚きは、前回発色がよかった唐津の平松土に掛けた二種類の釉だけで焼く。ついでに入れるのも二三あるが基本は平松土だけだ。前回、一番気に入ったのは最下段に置いたものだった。場所が変われば雰囲気も、温度も変わるから、今後のために大ま…

熱いスレート屋根の上の・・・

いい天気だ。人間にはあまりうれしくないが、器を乾燥させるには絶好の天候だ。 そういえば、テネシー・ウィリアムズの芝居に「熱いトタン屋根の上の猫 (Cat on a Hot Tin Roof) 」というのがあったな。映画の邦題では「上」が取れて「熱いトタン屋根の猫」…

ぬかよろこび!?

最良のパターンを発見、と思ったのだが、夕方そろそろ涼しいかと工房へ行ってみたらまだ38度だった。しかも、器は乾燥しすぎて削りにくいことはなはだしい。ちょっと油断だった。一応削ったが、たぶんつぶすことになるだろうな。朝削ったのと比べて硬い感じ…

最良のパターンを発見

昨日は作ったまま帰ってきてしまったので、朝7時台に工房へ。布を掛けておいたのでかりかりにはなっていなかった。だが、やはり気温が高いと乾燥は進む。今まで削った中で一番固い土加減となった。だが、削ってみるとその方が細かい縮緬がよく出る。今までは…

友と語らう

陶芸について訓練校仲間と語り合うのは実に楽しい。また、実に勉強になる。いろいろなひとがいろいろな情報を必死に仕入れている。みんなで交換する。酒は飲まないが、まさに情報を酒のように注ぎ合った。

雨のち晴の危険

また、大澤でやくことになったので器を引く。朝は雨降りで割合に過ごしやすかった。これなら一日頑張れるかな、と思っていたのだが・・・。昼過ぎから太陽が顔を出した。最悪のパターンだ。温度と同時に湿度が上がる。何かで聞いたのだがたとえ気温が30度そこそ…

記号

今回の焼成から高台内に記号を書き込むことにした。前も土の違いが分るようにと数字だけ書いたことはあるが、それでは試験が重なってくるといつの焼成か、どの釉薬かが分らない。そこで八は2008年、ーは還元(酸化は+)、フは文月(7月)、ニは粘土の番号、…

窯起こし報告

占ったとおりの結果となった。今回は棚板をたくさん汚してめげることはなんとか免れた。前回の再現試験も成功した。いくつかの釉調合がうまく発色した。だが、課題も多い。筮竹が言っているように、努力して好機を待たねばならない。一番の課題は、いつも同…

明日窯起こし

夕方になれば窯の温度も200度より下がるだろう。色見を見る限りやや融けすぎか?前回もそうだったが、さてどうだろう。筮竹でお伺いを立てると「水天需」・・・誠心誠意努力し、食べ物をしっかり採って英気を養い、好機を待てばよし、か。私としては「有孚光亨…

予定が狂う

困った、まだ窯が空かない。窯詰めができないし、捨てあぶりも何時になるのやら・・・。まあ、気長に行こう。窯場も工房よりは涼しいし・・・。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 人気blogランキングに投票! に投票! ↑ 別窓でそれぞれのサイトが…

猛暑に寝不足はこたえる

やっぱり快食快眠、健康第一だ。8時前に工房へ行き、茶碗を車に積んできた。夕方少し涼しくなってから窯詰めして、そのまま捨てあぶりの予定。夜中の涼しいうちに焚いてしまった方がよいのだろうか?でも、捨てあぶりを除いて、全体で19時間かかるから、仮令…

椿三十郎を観る

ひさしぶりに黒澤映画を観た。やっぱり作りがしっかりしている。カラー時代の黒澤では考えられないほどよい。だいいち脚本がよい。最初の5分で客のこころを捉えるすべを心得ている。画面の密度が違う。白黒の制約がいい方向に働いている。また、役者の演戯が…

アイドリングストップ、再び

ときどきだが、信号の変わり目でセルモーターの音を聞くことがある。以前では考えられなかった。やはり少しづつ時代は変わって行くのだな。あんなものガソリンの節約にならないばかりか、セルスターターやバッテリーの寿命を短くするだけだ、というひともあ…

猛暑の中の施釉

ゆうべ眠れず、10時過ぎに起き出したのがいけなかった。結局工房に行ったのは12時過ぎ、すでに室温は39度に達している。でも、窓をすべて開け放つと数字ほど暑くは感じなかった。今回から試験焼成の際には記号を高台内に書くことにしたの。試験が増えて行く…

わがままもいいかな

いやなことはしないようにしている。陶芸の話ではない。TV番組。けっこうサスペンスが好きでほとんど毎日のように(生で見ることはない)録画しているのだが、朝、番組表を見ながら録画予約をする際に、これは撮らないという選択基準がある。基準その1:芝…