chihoさんのマネで、全然関係ないけれど･･･
家から工房へ行く途中にくねくね曲がる山道がいくつかある。
そのほとんどのカーブの最速ラインは見つけたのだが、ひとつだけどうしてもラインが見つからない複合コーナーがある。やっかいなのは最初ゆるく、最後にきつくなるのだ。F1など見ていてすごいなと思うのは初めて走るサーキットであっという間に最速ラインを見つける勘の鋭さだ。
今でも覚えているのは鈴鹿を初めて走ったハッキネンが最終コーナーを左に大きくふくらんで立ち上がって行った。古館は「あれでは遠回りじゃないでしょうかね」とコメントしていたが、今では誰もがハッキネンのラインで立ち上がる。それが一番速いからだ。鈴鹿のレースはF2時代にも見たし（TVでだが）、もちろんフォーミュラニッポンやGTでも見ていた。８耐も見た。私の記憶ではF1だけがラインが違っていた。それだけパワーが違うということなのだろう。誰も見つけなかった最速ラインを瞬時に見抜く力を持ったドライバーだけがチャンピオンになれる。
もちろん、私が探しているラインはドリフトやタックインのラインではなく、ごく普通の安全運転での話だ。だから絶対にセンターラインをまたがない。それだけにむずかしくもある。
悲しいことに毎日走っているのにベストラインが見つからない。少しづつ分かりかけてはいるのだが、まだまだだ。ラインは当然ながら往きと帰りでは違うので一日基本的には一回しか試せない。それが最近の楽しみだ。
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