2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

窯出し

今回黒釉を中心に焼いた。前回の黒伊羅保がうまく行ったので二匹目のどじょうを狙ったのだが、どうじょうはもう別な堀に移ってしまったらしい。そんなにのろまではないのだ。 はっきりしている反省点は灰が濃すぎたことだが、黒の発色の問題は調査中。 柿の…

窯詰め

午後、再び窯に戻り窯詰め。意外に時間がかかった。 暖かいので暖房は要らない。明日も暖かいといいが・・・。 2時間だけ軽くあぶって帰宅。 今、くしゃみの発作がはじまった。頭も重い。いよいよ春の精霊の顕現か!?来てくれなくていいんだけれどなあ。

施釉

11時に新工房現場で打合せがあるので私としては朝早くから(といっても8時)施釉を始める。 今回は3通りしか施釉のパターンはないので楽といえば楽なのだが、そのうちひとつは二匹目のどじょうを狙っているので勢いがない。これではいけない。分っているが守…

春の怨み

暖かな空気のなか、ぼんやりとあぶっていると春の怨み、春怨ということばを思い出した。どうやら若い女性に限ったことばのようだが、もっと広く使ってもいいように思う。春のけだるい気分をうまく言い当てている。

窯焚き

これから梱包して移動、午後から窯焚きに入る。 今日はあぶり、明日、施釉と窯詰め、金曜に本焚きだ。 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了 ∀

ラブストーリー

明日で「ラブストーリー」の再放送が終る。 つらつら考えた。このドラマのなにが気に入らないのだろう。 脚本はいいと思う。ときどき山田太一を思わせるような内的独白が日常に亀裂を入れる。いい書き手だと思う。 孤独な作家を演じる豊川悦司も悪くない。個…

あれ?

変な夢をみた。 まったく見ず知らずの家で菊練りを教えようとしている。粘土はある。だが、練り台がない。机はどれもささくれた天板だ。仕方なく始める。だが、ささくれた板にもかかわらず土がすべってまったく練れない。土の表面は軟らかいのに芯が固くて押…

干す

晴れた。天日干しだ。 細かく検査するとまた手毬唄数個にひび割れ発見。あの時は見つからないくらい深いところにできたひびが乾燥が進むにつれて表面に現れたようだ。手痛い後遺症だ。

春の声

だいぶ気温もゆるんできた。このまま春にはならないだろうが、春は近い。 私のからだにも少しづつ春がやって来る・・・あの、春が、花粉症の春が。今年は花粉の量は少ないらしいので、ひと安心だが、それでも来るものは来る。近くのスーパーでがっちりと花粉を…

とんでもない深み(つづき)

このあいだの話は議論の途中から始めたので訳が分らなかったかと思う。 別な角度から考えてみる。 道元は仏道に入ってからずっと解決できない問題に悩まされていた。名のある師をたずねてまわるのだが当時の日本に正面からその問に答えられる僧侶はひとりも…

名刺出来る

昨日、名刺が刷り上がりマエストロQの研究室で受取ってきた。 文字は先の窯焚きの際、たっぷり時間があったので筆で書いた。 よくできているのだが、老眼の私には文字がちと小さすぎて読めない!不覚である。来年はポイントを上げてもらおう。 でも、その文…

柿の蔕など削る

電気毛布のおかげで氷裂はほぼまぬがれた。ほぼ、というのは1個だけどういうわけかぐにゃぐにゃになっていて、見込がひび割れていた。他の茶碗はある程度乾きはじめそろそろ削り頃という感じだった。1個だけこんなに柔らかいのはどうしてなのだろう?不可解…

ひょんなことから

今、豊川悦司と中山美穂の「ラブストーリー」が再放送されている(ちなみに主題歌はスピッツの「遥か」)。あまり面白いドラマではないのだが、暇つぶしになんとなく観ている。今日は小説家が新作を書いたのでみんなで祝賀会をやることになっていた。だが、出…

柿の蔕など作る

今日は関東南部は雪なのに群馬だけはぽかぽか陽気だ。作りには絶好の機会。 そこで今日は柿の蔕を中心に弾いた。 その前に衝撃!またしても氷裂。手毬唄2個、皿2枚の4個が犠牲になった。 まあ、長板4枚中4個だから嘉としよう。 気を取り直してロクロに向う。…

三日越しの削り

ようやく削れた。 しかし、今日は寒い。いつもは小さなストーブですぐに暖まるのだが今日は最後まで暖まらなかった。 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了

やはり削れず

4時に工房へ行ってみたがまだ削りの段階になっていない。こんなことはめずらしい。 また、氷裂防止に布でくるんで帰ってきた。 よこなぐりの雪が降っている。これは積もりそうだ。

工房進捗録

ダビンチ氏といっしょに現場を見てくる。 完璧な仕事を旨とする職人肌のダビンチ氏にはこの工房の造りは納得いかないようだ。至るところにダメ出しが出た。説明されてみるとなるほどと思う。 ちょっと哀しい気もするが、これが唯一の可能性だったのだが悔い…

削れず

9時半工房へ行ってみたがまだ削れる段階ではなかった。昨日帰るとき、念のため布の上にビニールを掛けておいたが、それが余計だったか? 作ろうかと思ったが今夜は冷え込むらしい。 仕方ないので柿の蔕用の土作りだけして午前の作業はおしまいにした。 細か…

工房進捗録

現場では足場が外され、あとは工房の履きだしのサッシの取付けがすめば建物の工事は一応完了だ。 その後、水回り工事が入り、契約上の工事はすべて終了する。 あとは電気工事、床張り、内壁、天井などをダビンチ氏がやってくれることになっている。 いつもお…

久しぶりの作り

しばらくさぼっていたのでロクロに坐るのは久しぶりだ。 ひと山弾き終ったとき、発見。あ、しまった。萩砂混ぜないで弾いてしまった。 やり直し。間が空くと勘が戻らない。今日は手毬唄、小皿など小さいものを作った。 最後に訓練校以来初めて中皿を弾いてみ…

とんでもない深み

維摩詰が疾んだ。釈迦は弟子をお見舞いに行かせようとするのだが、みな維摩詰にやりこめられているので尻込みする。最後に文殊師利菩薩が大役を引き受ける。だが、見舞いに行ってみると維摩詰の病いは普通の病気ではないことが分る。 インドの人たちは気が長…

小雪模様

若い友人に一度寝たら起きないひとがいる。その気になれば12時間くらい寝られるらしい。うらやましい。私の睡眠は2時間半が限度だ。「博士の愛した数式」の博士の記憶が正確に80分しか持たないように、どうやら私の睡眠も(正確にではないが)150分ほどしか…

巣籠り

ゆうべも少し雪が積もった。朝は曇だったが今また雪になった。 こんな日に敢えて工房で仕事をするほどの禁欲的な人間ではない。巣ごもりを決め込む。 ゆうべから読み始めた武者小路実篤の「維摩経」(角川文庫、1956年)を読む。今は古書でしか入手できない…

花粉症はじまる?

どうやら最近の不調は花粉症がもたらしたもののようだ。 一年経つとのど元過ぎればの譬のようにころっと忘れている。去年は2月8日に覚書を載せている。 ほぼ同じ時期だ。これから5月まで憂鬱な季節の始まりである。今年はマスクをいつも着けていよう。目はダ…

気持よい一日の始まり

熟睡、というほどではないがよく眠れたので朝がさわやかだ。昨日の不調は何だったのだろう?ま、それが人間。あっちへゆらり、こっちへゆらり。 さて今日はマエストロQにお願いしてあった名刺の校正が上がってくる。だいたいの姿は画像で見せてもらっている…

こだわりとこわばり

今日は朝から調子が悪いので休養だ。 家でぼんやり時をすごしながら考えた。 こだわりはいいものだ。でも、こわばりはいやなものだ。この二つの差はほとんどない。朝焼けと夕焼けの違いのように見る側の気持の違いだけかも知れない。未来への思いと見ればこ…

斗々屋の目跡削り

今日は暖かい。まだ至るところに雪は残っているが、風もなくおだやかな日だ。目跡削り日和か・・・。 エアリューターで5つづつ付いた目跡を削る。 たまに4つしか目跡がないのがある。 押込みが足らなかったのだ。強く押すと下の器の目土がつぶれてしまうので力…

名刺

芝居の稽古につき合う。 だが、今の私のからだはぎっくり腰寸前の為体である。基礎稽古のさわりしかつき合えなかった。 この劇団、群読集団 冬泉響を紹介しよう。 現在団員は四名。年と共にいろいろな事情から団員が減りつつあるという危機的状況にありなが…

窯出し

風花の舞う中、窯出しに行ってきた。 斗々屋がうまく行かない。今回は2種類の大道土でやってみた。今回の窯では、長沢(3段目2〜4の画像)とブル陶(3段目5〜4段目2の画像)の違いは土の違いというより混ぜた萩砂の違いの方が大きいような気がする。また、置…

ちと休憩

ゆうべ、あたふたと窯焚き終了。 窯詰めの具合が影響するのか、同じ風にガス圧を上げていっても昇温曲線は違ったカーブを描く。それが悩ましくもあり、面白くもある。 前回は還元炎がつや見穴から絶えず吹きだしていたのだが、今回は出たり休んだりの繰返し…