2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

桜に雨

∴ せっかく咲き始めたのに 水を差す野暮な天気め めずらしく午後1時点火。というのも朝起きてから施釉をはじめたからだ。もっと正確に言えば、二種の釉調合が先だ。湿った状態で本焼成に入るのは危険なので、午前は捨てあぶり。あぶったら火を止めて釉を乾か…

寒い日は温泉へ

∴ 吐く息が白い 三月の終り 今日は遇多楽を決め込んで何もしないでごろごろしている。実に久しぶりに温泉へ行って来た。温泉といっても近くにある日帰り湯だが…… 前回行ったのは大地震前の2月だから約2年ぶりの温泉だ。回数券を買ったのでこれからは週に一度…

窯出し

∴ 晴れ間が消えて雨になる 山房すぐ前の桜が一気に咲いた いくつかの釉試験をしたが、ほとんどはうまく行かない。ただ、井戸釉の試験は比較的いい感じになった。もうひと工夫必要だが、方向はこれでいいかな。井戸といってもいろいろある。あれこれ迷ってい…

窯焚き

∴ 打って変わって温暖な一日 日中は薄着ですごす 6時に起きて点火。 今日の窯は早い窯だ。同じ油量風量でも昇温の速度が日によってかなり違う。窯の中は不思議でいっぱいだ。久しぶりに茶碗を弾く。黄伊羅保に仕上げる予定。今いちばん気になっているのが黄…

土と釉の試験

∴ 寒い 外気温7度 ブルブル 真冬に比べれば何てことはないのだが 先ほど施釉を終えて、いま捨てあぶり中。明日窯焚きだ。三種類の土、三種類の釉を試験する。今日、5月25日〜6月2日行われる粕川アートフェスティバルの申し込みをしてきた。∴ん窯は粕川町では…

窯出し

∴ どんより曇っている 先が見えにくいほど しかも寒い 今回の窯は釉の試験が一番の目的だったのだが、肝心の釉が融けきっていなかった。 新しい藁灰なのでまだ勝手が掴めていない。少なくとも島根から買っているものより融けにくいことは確かである。融けに…

窯焚き

∴ 山房の西側巾一メートルの庭に ムクゲの種を蒔いてみた さて、ちゃんと生えてくれるかな のんびりと窯焚きの一日。 この「の〜んびり」が陶芸家の特権だ。と 私は思っている。土の言うことが一番だから時には慌ただしいこともあるが、たいていは気ままな時…

あぶり

∴ ケ〜ンケ〜ン 最近またキジの鳴き声を耳にする 姿を見せるのは美しい羽の雄だ 明日の窯焚きに向けて器をあぶる。夕飯を食べたら施釉だ。今回は釉試験が中心なので、なにやらごちゃごちゃしそうだ。正確に記録しておかないと試験が台無しになる。そう言えば…

新たな出発

∴ 目がかゆくて痛いくらいだ 一体いつまで花粉の精霊に悩まされつづけるのだろう 5月かな 去年、庭先にあった桑の枝を花活けに挿しておいたらいつの間にか根が出ていた。 葉が落ちても根は瑞々しかったのでもしかすると冬を越すかな、と水だけは加えながらそ…

大風に参る

∴ ゆうべ夜半から吹き出した強風の音で熟睡できず 音には弱いのだ 合宿ですぐ横を川が流れていて眠れなかったくらいだ おかげで一日ぼんやり 定番品「麦秋」の窯出し。この釉は天然灰を使っているが不思議に安定している。ただそれは流れないという意味での…

窯焚き

∴ ヨガで言う 大地のひろがり なかなか感じられない 今日は∴ん窯の定番「麦秋」湯呑を焼く。どういうわけか昇温が非常に早い窯だった。そのせいか途中で油断して(文字通り「油断」)一時昇温停止状態になった。この油断がどう出るか?天然の灰は不安定だ。…

窯出し

∴ 暑い! 二階は28度 工房に至っては32度 どうすりゃいいのさ 小湯呑を出す。まずまずの出来か……またしても足が生えたのもある。原因は徐冷にあると思われるのだが釉調を考えると徐冷を止めるわけにも行かず、対策を模索中これが済んだら茶碗と思っていたの…

窯焚き

∴ どんよりと曇り空 午後から風も出て 春は荒れる季節 日にちのゆとりがなくなってきた(25日納品)ので、失敗の許されない窯焚きだ。今回は酸化と中性炎のあいだくらいを狙う。徐冷は還元徐冷。土と釉のバランスから見て、酸化よりやや中性炎へ振った方がよ…

明日の窯焚きの前に

∴ 春の陽気に誘われてちょっとそこまで のつもりが いつの間にか3時を回ってしまったわい 頼まれものの小湯呑、施釉を終えてただいま捨てあぶり中。 胎土の鉄分を抑えたので施釉した藁灰釉でイメージに近い釉調が出ればよいのだが……こればっかりは窯と火の神…

イタタ

∴ 夜、工房の外に出て星を見ていたら 前の草むらでガサゴソ イノシシのようだったが あっという間に逃げた 昨日土作りで少し固めの土を練ったら、さっそく哀しい反応があった。 イタタ……右手首が痛い。というわけで今日の仕事は休み。最近、腰も痛いし……と思…

予報大ハズレ

∴ 冬の天気……のはずが 暑いくらい 一時涼しい展示室に避暑??? 昨日作った小湯呑を削る。 削りは楽しい。けれど腰に悪い。湯呑は群馬の森クラフトフェア出展もあるのでもう一種類作る予定。そこで、土を作る。薄く弾きたいのでやや固めに作った。今日は日…

ふたたび小湯呑作り

∴ 初めて知った 二年前の震災で自衛官も十数名津波に流されたことを だが、亡くなったのは一人だけ みな自力で濁流を泳ぎ、流される子供をはじめ多くの人命を救助し 建物に避難すると急ごしらえの筏で自主的に救助活動を始めたという 訓練というものの尊い力…

下見

∴ このあたたかさで すぐ隣の集会所の梅の花が どんどん開いている 呉服屋さんから朗読公演を依頼されたので、会場の下見と日程の打合せに行ってきた。店の周りを見ていたら面白いものを発見。瓦のオブジェ?きっと歴史のある家の瓦だったのだろう。いたずら…

三寒四温

∴ 上手いことを言ったものだ 確かに三寒四温と春になって行く ちょっと春を通り越して夏になった瞬間もあるが…… 小湯呑を焼く。融かしすぎは禁物なので1195度に抑え、徐冷に少し時間を掛けてみよう。この間の還元徐冷は見た目には効果というほどのものはなか…

窯出しして、また、窯詰め

∴ 風ぴゅーぴゅー 砂塵舞う 目が痒い 昨日焚いたうち用の浅小鉢二種、午前窯出しした。 まずまずの焼き上がりだ。灰単味のは融けきっていないので二度焼の必要がある。窯出しのあと、すぐに小湯呑を入れてあぶる。 夕方、窯が冷めるのを待って、すぐに施釉、…

窯焚き

∴ 暑い 暑い とにかく暑い 5時45分起床。6時に点火。異様に暑い日だ。3時頃窯に近づくとますます暑さが募る。まるで夏である。その上、目が痒い。窯焚きの日は淡々と窯焚きする。今日は酸化焼成なので最終段階のバタバタもない。最高温度(1200度)に達して…

釉掛け

∴ 小さな水仙が このあたたかさで 一気に開花した 梅よりも早い春のさきがけ 明日の窯焚きに向けて浅小鉢を施釉し、軽く捨てあぶりしておく。湯呑は小窯の棚板に9個乗るが、小鉢は6個が限界だ。結局施釉した小鉢全部は入りきらなかった。午後から突風が吹く…

鼻水停滞前線

∴ 薄曇り ちょっとスーパーへ買物に行っただけで 鼻水ぐしゅぐしゅ 春の陽気……うらら水仙も花を付けはじめた。 うち用の浅小鉢長板二枚分を外干しし、素地ならし(削りバリ取り)をしてから窯に入れてあぶる。先ほど点火(4時)したのでだいたい9時くらいま…

縮緬削り

∴ 実に暖かい 赤城山が霞んでいる 花粉が舞っている 昨日の小湯呑を削る。 まだ安定はしていないものの、ちょっとだけ高台内縮緬の出し方が分ってきた。 午前はひさしぶりのヨガ。からだが固くなっていることを実感した。悲しいほど曲がらない。 いつもおつ…

赤土試験

∴ 花粉症のせいか 最近微不調である カラスには花粉症あるんだろうか? 昨日、今日と山房近辺の土を試験するための作業をした。近くの農家の庭のものやら、足尾銅山近くの土やら、基礎屋さんから試してみたらと頂いたものやら、走っている最中に気になって採…

朗読公演

∴ 花粉舞い 残酷な春が始まった ものの 苦しむひとはたった三分の一 逆に言えば三分の二は花粉症ではない ううむ、納得できない 桃の節句に児玉文化会館セルディで行われた「三遊亭圓朝人情噺」は無事終了した。(写真はリハーサルの様子)つくづく感じたの…

最後の稽古

∴ 烈風吹きすさび 家が揺れるのは 作りがやわだからなのか風が強すぎるのか いよいよ明日、三遊亭圓朝人情噺の朗読公演である。二部に分れ、一部は「鰍沢」を群読で朗読、二部は「文七元結」(ぶんしちもっとい)を独りで落語として演じる。こういう催しは冬…

気を取り直して

∴ くしゃみ鼻水目の痒み 花粉症三点セット始まる さて、昨日の大失敗でちょっと気持が萎えたが、一晩眠って気分一新。 ミニトマトを食べようと冷蔵庫から出したのだが、適当な容れ物がない。じゃ、作ろう。ということで今日の仕事は削りカスを粘土に戻した福…