新たな出発
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目がかゆくて痛いくらいだ
一体いつまで花粉の精霊に悩まされつづけるのだろう
5月かな
去年、庭先にあった桑の枝を花活けに挿しておいたらいつの間にか根が出ていた。
葉が落ちても根は瑞々しかったのでもしかすると冬を越すかな、と水だけは加えながらそのままにしておいた。
すると3月になり段々暖かくなると芽が膨らんできた。
今日はもう葉っぱの形になっている。
すごいヤツだよ、君は!
さて
ずっと使いつづけてきた長石土灰釉を見直している。融け巾が広い上に、なおかつ味わいのある不安定さを併せ持つ。天然灰の長所がよく出ている釉だが最近ちょっと不満になって来た。萩の師匠の斗々屋を毎日手にとって見ているのだが、私の釉よりも白濁が若干強い。そこに奥行が生まれている。
少しでもそこに近づきたいと思う。