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烈風吹きすさび
家が揺れるのは
作りがやわだからなのか風が強すぎるのか
いよいよ明日、三遊亭圓朝人情噺の朗読公演である。二部に分れ、一部は「鰍沢」を群読で朗読、二部は「文七元結」(ぶんしちもっとい)を独りで落語として演じる。
こういう催しは冬泉響としては初めての試みである。群読と落語独演がひとつの舞台でうまく融合するかどうかはやってみなければ分らない。当日お客さんがどんな反応をするのか楽しみでもあり、心配でもある。まるで窯出しの前のようである。
今日は山房で行燈を使っての総稽古だ。
それにしてもこの風で花粉が飛びまくっている。いよいよ気が重い季節の始まりである。
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