いよいよ



眼横鼻直

第8回有鄰館演劇祭 震災復興復旧祈念特別企画が9月3日から10月30日まで無鄰館で行われる。私たち群読集団 冬泉響の公演は22日、23日だ。

昨日から三日間の連日終日稽古が始まった。仕上げにはまだまだほど遠いが、芝居の姿をかたどるという点で一番重要なときだ。

今回の公演「眼は横にあり、鼻は縦に付き」は筋も人物設定もなにもない。ある意味でことばの音楽だけの舞台だ。いつも同じようなものだが、今回は特別その傾きが強い。

そういう渾沌から耳と目に心地好いもの、密度を感じさせるものを生み出す作業が稽古だ。昨日の稽古場面は


《突然の群舞。板を同時に踏み鳴らす所作を芯に据ゑて》
のト書き部分だ。公演の舞台は所作台を敷き詰めた板なのでどんと踏むといい音が鳴る。それを基本の音楽にしての群舞を振り付けた。日舞の妓娃尼さんのポケットからいろいろなアイディアが繰り出される。動きの勢いから生まれる所作もある。失敗から生まれる所作もある。所作を支える合の手の掛け声やことばも舞の重要な一部である。そういったあれやこれやを織り込んでひとつの場面を文字通りうなりながら生み出して行く。

秋分の日は涼しかったので助かった。

今日、明日の二日が勝負だ。しかし、今日は遅れてしまったDM郵送の宛名貼りをして郵便局へ持って行かねばならないので稽古は午後からになる。アイディアの神が私たちの上に降臨してくれることを祈る。






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