時の流れ



輝く時間
太陽以外にも陽射しはあるのだ


先週今週の稽古では結局、芝居全体を通せるまでにはならなかった。だが、ささやかながら大きな変化の兆しが見え始めた。それは芝居の時間がわずかに見えたことだ。

だが、まだ段取というこの世の手続きが大手を振って闊歩している。

そうなのだ、段取が透けて見えるうちは芝居はまだこの世の時間の中にある。芝居の時間がこの世を支配するようになって初めて舞台が生まれる。今の段階では稽古場がこの世とあの世の時間の汽水閾にある。

もう少ししたら芝居の時間で充満されるはずだ。





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