敗戦の日に過激に思う。

終戦記念日なんて言っていいのだろうかね。私は戦後生れだけれど無条件降伏した日を記念日にするのはいまだに抵抗がある。戦中派ならもっとかもしれない。

今の日本は文字通りアメリカの傘下にあって繁栄していることは疑う余地がない。

でも、本当にこのままでいいのか。アメリカにいいように利用されているだけではないのか。しかも、この大国は、まったく不必要な原爆を戦争終結の口実のもと、実は実地の実験がしたいがために、一発でも十分に理不尽なのに、二発も日本に落し、それを今でも誇りに思っている世界一の「ならず者」国家である。こんなことを書くと非常識呼ばわりされそうだが、100年後、200年後(地球がまだ存在しているなら)、20世紀を振返ればその非道は明らかなはずだ。

その国が60年後、グルジアに侵攻したロシアを云々している。

そろそろ無条件降伏など忘れたふりをして、原爆の代償を言いだしてもいいのではないだろうか。うかうかしていると被爆者一世が誰もいなくなってしまう。

北朝鮮の幾多の所行には呆れることが多いが、日本もあれくらいな破廉恥さを身に付けないと国際社会で生残れないのではないか。

アメリカ一辺倒はそろそろ止めにしてはどうか。ロシアとも、中国とも、手を組むべきだ。それが外交というものではないだろうか。政治の素人の思いつきは問題だらけで実行不能とプロは言うだろう。

だが、そのプロがやることと言えば、向うの言分を丸呑みして、油は供給します、基地へは思いやり予算を振舞います、そんなことばかりだ。

例えば、中国が世界戦略の中で、潤沢な資源と経済的価値を見せつけて日本が欲しいとアメリカに迫ったら、アメリカは血を流しても日本を守るだろうか。この点が私にははなはだ疑わしい。日本を守っても得るものはない。それより中国13億人の消費経済に目が眩むのではないだろうか。

君子豹変という。

所詮日本は小国に過ぎない。大国のエゴのおかげでみじめなことになる前に、小国らしくこっちも豹変すべきだ、と私は思うのだが。