切立湯呑覚書

不思議なことがあるものだと思った。

引上げの際、左手の親指、中指(人によっては人差指も使うが私は添えるだけで使わない)の力をだんだん抜いて行くと、同じ力で引上げた時より高く引上げられる。

どういう理屈なのかは分らないが訓練校でKssy先生がそんな指を動きをしていたことを思い出す。技術の核心に触れるにはなかなか時間が掛るものだ。

今日もできたりできなかったりだ。失敗率は下がってきたと思うが、厳密にチェックしたらまだ完成品は少ない。

そんなことを書くと悲愴な気分でやっているように思われそうだが、やっている本人はゲームをしている感覚に近い。出来ないなりに楽しんでいる。