7月最後の窯




暑さのせいか
蝉が工房に避暑に来ている


今日も窯焚き。中は柿の蔕2個、皿2枚、釉の試験片3個、焼き直し湯呑1個、以上。

小窯の足は実に敏速である。

今回は窯の底(煙突に炎が入り込む穴が6つ空いている)の設定を変えてみた。文章で説明するのは無理なので止めるが、要するに引きをよくした、ということになるのだろうか?

その結果なのかどうかは不明だが、昇温がさらに早くなった。小窯の焼成はこれで5回目だが、これまでの焼成で一番油を節約したにも拘らず、である。特に攻めに入ってからはあっという間に1000度を超え、1100度に迫る勢いだ。さすがに焦った。そこまで早くて大丈夫なのだろうか?911度で還元に入って、たった35分で1100度である。

これも経験だと腹を決めた。

だが、その勢いだと7時間で1200度に達してしまう。いくら何でもそれじゃあ、エネルギーが足らないでしょう……と思い、限りなくひっぱって8時間掛けて焼成を終了した。

どうなんだろう?昔スーパーキルンとかいうのがあったような気がしたが、粘土や釉を限定されていると聞いたことがある。

今になって、7時間焼成をやってみればよかったと悔んでいる。どうもこういうときに理屈っぽさと気の弱さが露呈する。常識外れ万歳となんでもやってみればよいのだ。ダメならダメでいいデータになる。それでも35分200度昇温の実績(?)はゆるがないから窯出しが楽しみだ。いや、……コワイナ……。




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