作り
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朝は靄
温度はさほどではないが蒸し暑い
昨日より汗が出る
からだがぼんやりしている
季節外れの筒碗ではあるが、頼まれたカフェボウル(松江のぼてぼて茶碗風な)を弾いたついでに一個だけ弾いてみた。美術館で見た高取水指の焦げ茶を試してみたくて……高取と言えばあの飴釉に藁灰釉を柄杓掛けしたのが有名だが、その水指は全然違った表情をしていた。筒碗でその表情を写したいと思った。
新しい小窯はまだ一度しか焚いていないが、全体的に平均した火の通りを見せていたので、よくできた窯のようだが、やや還元の掛りが薄いような気がする。あの焦げ茶はむずかしいかも知れない。
次はもうちょっと冒険してみよう。