窯出し

教訓。あまり多くの釉を試験しない方がよい。
せいぜい3種類がいいところだ。
生掛けのせいもあり、今まで釉剥げが出ていたので今回剥離防止を一番の目標にして釉を作った。その点では成功したのだが、剥げない釉は味がないということを知った。いろいろな考えがあるだろうが、自分としては多少剥げるくらいがいいと思う。やはり未完の完が魅力的なのだ。
しかし、ただ剥げればいいという訳ではない。好い加減に剥げて欲しいのだが、それを調節するのは至難のワザだ。地道にたくさん作ってその中からいいものを選ぶしかなさそうだ。
唐津を訪ねたとき、ふるさと会館アルピノ唐津焼展示場でこれはと思った窯をいくつか廻った。ある作家は、梅花皮に関しては完璧にコントロールできます、と言った。それだけ努力を重ねたということだろう。私には辿りつけそうもない境地である。
今回赤土も使ってみた。


もう少し工夫が必要だが、割合面白いものが出来た。
こちらの釉は赤土との相性はよく安定しているのだが、施釉にもう少し変化を持たせる必要がありそうだ。

次回は濃淡の調節を工夫してみよう。
赤土はまだまだよい配合が見つかっていない。すっきりしたたまり醤油のようなのがよいのだが、まだにごりがある。
9月はもう一度焼きたい。


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