うれしい夢
私は見知らぬ大学の階段教室でこれからはじまる英語の授業の説明をしている。最後に来週の課題として英詩の暗誦を伝えている。何行にしようか迷っている。そこに何故かF1ドライバーのジェンソン・バトンたちが突然通りかかり、
At least, a quatrain.
学部、大学院と教えた愛弟子(?)が今日初めて大学の教壇に立つ。
うれしいものだ。
技術の世界と違って学問の世界では弟子を取ることはないのだが、自分の専門とする分野に共感して、同じ道を歩む学生に出逢うことがある。文学研究では、きわめてまれなことだ。教師冥利に尽きる。
もちろんすぐれた大学教授ならそういう弟子を輩出するだろうが、研究者ではなく、愛好家であることを自認してきた私のようなナマケモノ人間にはあり得ない話である。そんな意味で二重にうれしい。
そのうれしさがさっそく夢に出た。