舌の遊戯
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部屋はすずしいが
外は暑い
居間は珈琲の香りでいっぱいだ
縦玉手箱
高玉手箱
竹玉手箱
原理は
この竹垣に竹立て掛けたのは竹立て掛けたかったから竹立て掛けた
と同じた行とか行の混合だ。日本人にとって一番最初の関門である。
昔の話だが、姪っ子がまだ赤ん坊のころ、柿を「たち」と発音していた。た行とか行はひっくり返りやすいのだ。
さて、一応上の玉手箱滑舌ができるようになったら上級編が待っている。それは繰り返し3度の関門だ。例えば
灘なのだ
灘なのだ
灘なのだ
灘なのだ
バス、ガス爆発
バス、ガス爆発
バス、ガス爆発
それを一度言うのもむずかしい玉手箱でやるのだから、舌がとっちらかること甚だしい。実に楽しい。気持が落ち込んだときはこういう単純な遊びがよい。