雨の降る日は
肌寒い一日だった。
今日もテストピースの残りを作る。一応5種類のブレンドごとにそれぞれ5種類の比率のピースを作った。
あとは、湿台と湿台のサイズの差が大きすぎるのがあったので、中間の大きさのものを挽いた。朝一番に挽いたのに湿度が高いので夕方になってもまだ半乾きにならず、最後の仕上げは明日に持ち越しだ。
時間があったので常用の土に石ハゼを入れていくつかのタイプの茶碗を挽いた。
いつも最後に残った山をどうするか迷うのだが、迷いながら挽いていると面白いものが生まれることもあれば、ワケの分らないものができることもある。大抵は大して残っていないのでぐい呑や豆皿を挽くことが多い。
粘土が均一でないからだと思うのだが、最後のダンゴは挽きにくい。今日の迷作は途中で千切れた筒茶碗を裏返しにし、それに粘土の皿を乗せて、さらにもう一度裏返してから細工したものだ。
非常に短い土管???
自分でもこれを何に使うのか見当も付かない。