もしかして桜花粉症?

一昨日までは、おっ、今年はあの苦しみなしで夏を迎えられるか?などと希望的観測があたまのなかの大部分を占めていたが、まず昨日、目の痒みがやってきた。そして、今日、あのくしゃみ連発症候群が始まった。花粉症満開である。

そして考える、何が発症の引き金になったのか?昨日と今日の共通点は桜だ。昨日「地螢」の妓娃尼さんのせりふ「双子山古墳の桜はまだかい」が耳に響いたので、その双子山をのぞきに行った。おお!大変な様変わりである。そして、今日、新入生のためのサークル紹介のパフォーマンスを終えた団員たちと大聖峯寺の花祭り(お釈迦様の誕生を祝う行事:灌仏会)に参加し、(何十年ぶりだろう……50年ぶり?)天上天下唯我独尊のポーズをしたお釈迦様の像に竹のひしゃくで甘茶を掛けてきた。

もちろん、寺の境内には桜が咲いていた。

やはりそうか。桜の花粉が引き金なのだ。と、まったく科学的ではない思考を巡らせつつ、くしゃみを連発している。

目の痒みはフロオメソロンが実によく効くので、あまり苦しまずに済むのだが、くしゃみは難敵だ。今、あまり眠くならないアズサレオンで症状を抑えているが、これで効かなくなったら(もう、その傾向にある)ダーレンに行くのか?あれはかなわない。立ったまま眠れてしまう。地面に引きずり込まれるようなだるさに襲われる。

私がこんな愚にもつかないことで一喜一憂しているあいだに我が大学のU先生は神戸女学院のU先生と天下国家を論じる高邁な対話をブログ上で展開している。(これは茶化しているのではない……本音だ)こういう実態に直面すると、私は一体何なんだ、と「もうすぐ皐月」のメイのように叫びたくなってしまう。

むむむ、気持が後ろ向きだなあ。そうなるのももっともなのだ。シェイクスピア講読の受講者はまだ2名だし(他の講読は25名定員を大幅に超えている)、ゼミももちろん毎年のことだが、2名。ゼミの方は多いと困るのであまり堪えないのだが、講読の受講生が少ないのにはショックを覚える。こんなに貢献度が低いのでは大学を辞めようかとも思う。早期退職の場合の退職金算定法などを眺めてみたりする。

やっぱり気持が後ろ向きだ。

こういう時は寝るに限る。では、おやすみ。