港の見える丘

横浜へ行って来た。雨の元町を歩いた。港の見える丘公園への長い登り坂を登った。桜はもうすっかり散っていた。群馬を出るときは寒いくらいだったので冬物を着ていったら、歩いているうちに汗だくになった。この差は何だろう。水上ではつい最近また雪が降ったという。この差はどうだろう。

久しぶりに歩いたら捻挫癖のある右足首が痛くなった。でも、歩くといい考えも浮かぶものだ。芝居の構成が急展開を見せた。とは言えまだ書いていないので具体的にどうこうなったという訳ではないが。アイディアが生まれたのはうれしいことだ。

とかいううちに役者が腰をひねって動けないという。性格と同じで骨も歪んでいるらしい。これは私が言ったのではない……彼女を診た医者のことばだ……ううん、よく観察している。これでまた頼んでおいた足袋が届くのが遅くなるだろうなあ。

横浜までの往復は新しくフリー切符が出たので少しだけ安くなった。バスにも乗れるらしいがまだ乗ってない。というよりバスになんかもう何年乗ってないのだろう。大学が玉村に移転した時はまだ運転免許がなくしばらくはバスで通勤していたものだ。中学の時もバス通学だった。当時はまだバスには車掌さんが乗っていて切符を売っていた。

電車に乗るのも滅多にないなあ。出不精というのか、電車嫌いというのか。しかし、最近の若者の行動様式、あれでいいの?みんなクローン人間のように判で押したようにヘッドフォンをしている。みんな座席に坐るやいなや携帯でメールを始める。一列ずら〜っと仲良くメールしていて笑ってしまった……。

それにしても、ヘッドフォン、隣りに坐られるとシャカシャカ耳障りな音がうるさいんだよね。