さらば八月

あっという間に私の八月は駆けぬけていった。工房の問題は頭が痛いが実現の方向へ前進あるのみだ。
この件で私にできることは限られている。となるとやるべきは次の焼成計画を立てることだ。
ヤマダではじめて五斗蒔を買った。今回はこれを軸に計画を立てよう。
 
今日は総選挙の投票日だ。朝7時に起きて行ってきた。深夜には大勢が判明するらしい。さあ、明日の日本よ、どこへ行く。明日の∴ん窯もどこへ行く。

かくて、人間、ひとりびとり、
 こころで感じて、顔見合せれば
につこり笑ふといふほどの
 ことして、一生、過ぎるんですねえ
中原中也「春宵感懐」)
すっと読むと、悲哀と温気が入り混じった感懐を受取るが、この詩には落とし穴がある。
「こころで感じて、顔見合せれば/につこり笑ふ」という。条件が多い。贅沢なないものねだりだ。
だから

海にゐるのは、
 あれは人魚ではないのです。
海にゐるのは、
 あれは、浪ばかり。
(「北の海」)
の絶望とさほどの差はない。二つの詩の目に感じる温度は大きいが、体感温度はそれほど違わない。
 
私もちょっと、ぐだじゃれて唄えば・・・

三角地にあるのは、
 あれは工房ではないのです。
三角地にあるのは、
 あれは、草ばかり。
今はそんな気分だ。

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