段々減って行く器たち〜そして誰もいなくなった!?

今日は実に気持いい日だ。気温は高い。工房の室温も38度。

それでも気持いい。湿度が低いせいだろうか。
干すごとに検品する。今朝は切立湯呑がほとんど消えた。前回の焼成でもすっと立ち上がる切立を焼いてみたが使っていて、目はもとより唇でも掌でも魅力を感じなかった。もちろんこれがピ〜ンと完璧に揃ったものであれば、美的感性に訴えるものが変るかも知れないが、哀しいかな揃いものを作るだけの意欲と技術がない。そこでへうげものとしての(自分勝手な)基準をパスしたものだけ残した。


あゝいゝな、せいせいするな
風が吹くし
農具はぴかぴか光ってゐるし
山はぼんやり
岩頚〔がんけい〕だって岩鐘〔がんしゃう〕だって
みんな時間のないころのゆめをみてゐるのだ
宮沢賢治「雲の信号」より
もっともこの詩は春の詩だが・・・。


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