また、カスピ海ヨーグルトを試している。

カスピ海ヨーグルトが流行ったことがある。私も友人から種を譲り受けて「培養」を試みた。しばらく食べていたがいつの間にか(持ち前の移り気のせいもあるが)ヨーグルト菌も絶滅してしまっていた。

以前は市販されていなかったのだが、最近、コンビニでカスピ海ヨーグルトが売られていた。どんな風向きの変化か知らないがある意味では悦ばしいことだ。販売元には種菌も売っているというので、ネット通販で買ってみた。1000円也。粉末の種菌が顆粒薬くらいの大きさの袋に入ったものが二袋と最初にヨーグルトを作るための50ccくらいの容器一本が送られてきた。何だか理科の実験のようで面白い。このヨーグルトは室温で発酵するので面倒くさくなくてよい。実験は成功だ。

もともとヨーグルトはあまり好きではないが、腸の健康のために無理に食べている。あの匂いと酸味が苦手だ。だが、カスピ海ヨーグルトは匂いも酸味も少ないので、自家製の梅ジュースとオリゴ糖をまぜて、甘くすると実に食べやすい。カスピ海ヨーグルト独特の粘りけの強いとろみを匙ですくっているうちにこの感覚、あるいは感触は何かに似ているぞと思いだした。そうだ、アイスクリームだ。トルコ風アイスのヨーグルト味だ!ちょっとカスピ海ヨーグルトが好きになってきた。