とんじるしラーメンを食す


店の作りは今風の「こだわりラーメン店」という感じ。中に入る。メニューを持ってきたり水を運んでくれた二人の店員に元気がないのが気になる。取りあえず水を飲む。むむ、普通の水道水だ。ちょっと期待感がしぼむ。だが気を取り直して支那そば醤油味と炒飯を注文する。客はあまりいない。途中通りかかった伊勢崎のちなりには立ち待ちの客が10人以上いたので日曜のラーメン屋としてはあまり盛っていないな、という印象だ。

なかなかラーメンが来ない。厨房がてきぱきしていない。その上、後から来た六人連れの客の方に先にラーメンが届けられた。うーん、この辺が雑だなあ。

やっとラーメンが来る。スープを飲む。魚系+豚+鶏+野菜という感じだ。あまり野菜の旨味が出ていない。というより全体のバランスが悪い。しかも油がギトギト浮いている。スープでは満足感は得られなかった。我がゼミのJJはうまいと言っていたのになあ。麺は細麺だ。細麺は大好きなので気持を切替えて食べる。だが……茹で方がダメだ。これでは茹ですぎというものだ。ラーメンというよりあったかいそーめんになっている。チャーシューだけが合格点に達した。食べている途中から舌が化学調味料でビリビリし始めた。こりゃダメじゃ。

ラーメンを半分食べたくらいで炒飯が到着する。これは食べなくても分ってしまった。米粒がぱりぱりと自己主張して初めて炒飯といえるのだが、これはべちょっとくっついているので食感はかぎりなく悪い。作っているうしろ姿が席から見えたがあの勢いでは炒飯は作れない。味も普通の家庭料理に近い。バーミヤンに負けている感じだ。

結論は五つ星で採点して2つというところか。日曜日のラーメンツアーはあっけなく終了。