雨の日は整理作業

今日は釉の様子を見に行くだけで、特に作業はない。

そこでたまりにたまったDVD-Rの整理を敢行する。

以前、ヴィデオテープに録画した番組がどこに入っているのか分らず、一本一本チェックして大変な思いをした。これ以来録ったものは整理する習慣だった。ヴィデオは500本くらいになったろうか?ちゃんと表にしてあるので見たいものはすぐに取り出せる。

DVDも179枚めまでは専用ソフトを見つけてインデックスを作った。だが、それ以降DVD録画機で録ったものをDVD-Rに落としはするが、忙しさにかまけて、タイトルをおもてに書き込んだだけで放ってあった。

表の力はすごい。昨日も施釉していて感じた。5月の酸化焼成の時は表にせず、メモを頼りに施釉した。頭が混乱して施釉が嫌いになりそうになった。だが、表にまとめて施釉するとはかどり方が違うのだ。単に時間が短縮されるという意味ではない。余裕が生まれるのだろうか、施釉そのものが的確になり、かつ、丁寧になる。

表は縦横のマス目にすぎないが、その効力は計り知れない。

まるでウォルター・オングの研究(『声の文化と文字の文化』)で明らかにされた、書きことばを持つ人間と話しことばのみで生きる人間の根源的な違いのようだ。

表は書きことば同様、可視化する力だ。表によって雑然としたデータが一覧に供される。その時に何かが生まれている。それが何だか分らないが、表を越えた何かであることは確かだ。