寝冷えか?

朝起きたら何も掛けていなかった。F1見ていたので、寝たのが遅かった上、冷えたのでだるいことこの上ない。自業自得だが・・・。

これはいかん。体調管理も陶芸家の仕事だ、とどこからか声が聞こえてきそうだ。

ひどくなる前に改源を飲み、朝のうちに工房へ。削りがあるのだ。

着いてみると濃密な湿度のせいか茶碗の口を軽く摘んでみるとまだふにゃふにゃしている。ためしに石膏ボードに乗せて乾かしてみた。

でも、あまりよくなかった。高台ばかりがかたく締まった感じになり(と言っても、訓練校の切立湯呑の削りに比べればまだまだ柔らかいが)削り味が悪くなることに気づいた。普通に乾燥させるのが一番だね。

粉引用の赤土は時に粗い粒も入っていて面白い。削るとすぐに化粧したが、ついでに完全に乾燥していた唐津の赤土の茶碗にも試しに化粧してみた。焼いてみないと分らないが、化粧の乗り方を見ると生掛けより完全乾燥の方が、じんわり染み込んでゆく感じがよいように思えるのだが・・・。でも、片方はまだ乾いていないのだから不公平な比較ではある。様子を見てみよう。

はたいた萩の原土を触ってみるがまだばさばさしている。大押し、菊練り(とても菊には、もちろん、ならないが)をしてみる。かろうじて出来る。本来なら足で踏むらしい。うどんみたいだな。そうすると粘り気が出るという。今日は体調が悪いから遠慮しておこう。

一応まとめてまたビニールで包んでおく。もう少し寝かした方がよさそうだ。ほんとうはビニールだと呼吸できないのでよくない、と何かで読んだことがある。土嚢のようなものがいいのだろうか?