もろいものだ

つくづく感じるのは人間のからだのもろさとたくましさだ。
突然、胃腸の不調に襲われたのが一昨日、昨日は一日寝て過ごす。
今日はおかゆ程度なら受け付けそうなので少しづつ食べる。寒気や頭痛もなくなったのでなるべく起きているようにしている。
もろいと思うのは、この「突然の異変」だ。後から考えると前兆はあったような気がする。だが、そういうのは結果が出てから追跡するのであまり信用はできない。だから不調はやっぱり「突然」やって来る。
ここ数年寝込んだことはなかったのでちょっとショックである。不調はあるものの丸一日寝たままということはなかった。
そして、思い知る。
一日寝ていると翌る日はふらふらする。もちろん健康体で丸一日寝ていたのならそういうことはないのかも知れないが、そういう実験は芸のない芸人に任せておこう。病気ということも手伝ってしゃんと歩けない。何だか心許ない。
たった一日でこれ?
唖然とする。
寝ている状態に順応して普段使っている筋肉や神経を休止してしまっているのだろうか。
一方、たくましさも感じる。
ほんのわずかな水を飲んでも全部下してしまっていたのに、丸一日静養したら、水も飲める。おかゆも食べられる。腸が動いている。変な話だが、おならも出る。
実にたくましい。
この間飲んだ薬は正露丸糖衣錠改源、胃薬のみ。
実はやはり医者に行かねばと思い、昨日午後ふらふらしながら出掛けたのだが、あいにく、午後休診だったためむなしく帰ってきたのだ。
それでもちゃんと起きていられるようになった。
たくましい。素晴らしい。
この体を作ってくれた天地に感謝である。

とは言え、まだ仕事には戻れそうにない。今は、削りを終えている塩笥茶碗を外干しすることくらいしかできない。
焦って不調がぶり返すのもいやだし……。

取りあえず固形物が食べられるようになるのを待とう。それは明日になるのか、明後日になるのか、私のからだの恢復力による。

不調が癒えてくるとヒマを託つようになる。昨日は不調と折合いをつけようと必死だったのだろう、時間が経つのが速かった。今日は実にヒマである。幸せなことだ。

録画してあった「ためしてガッテン 春の健康!大反響スペシャル 〜認知症・お茶〜」を見ていて愕然とした。
影絵の鳩がちゃんとできないと認知症の疑いが濃いとあったのだが、私も鳩ができていなかった。参った、参った。というより(言い訳)私は鳩は掌を向う側にして作るものと思い込んでいたのだ。そういう人もいるのではないだろうか(強弁)。




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