えっちらこ




はしごを上り下り
汗が出る
珈琲タイム


今日の目標は寝室を狭くしている(と、最近気がついた)ヴィデオラックの移動!

後生大事にしてきたヴィデオテープだが、山房に約500本、別宅に(意味深!?)500本、振返ってみるとこの数年で数本しか再生していない。その上テープの磁気が転写してほとんどはトラッキング不良で見にくいことはなはだしい。

断捨離断行を決意。数年でたった数本のために毎日の貴重な生活を犠牲にするのは本末転倒である。これで窮屈な思いよさようなら!だ。


* * *

「眼は横にあり、鼻は縦に付き」の初日まであと9日。

最後の週は劇場となる無鄰館(群馬県桐生市)での仕込み作業に充てることになっているので稽古はあまりできない可能性が高い。今週末が仕上げをする最後の機会だ。これで仕上がらないと大変なことになる。時は待ってくれない。

4人の役者のうち2人が声帯を傷めている。中に出てくる犬のポーズがよくないらしい。這いつくばって頭を上げて叫ぶため、ノドに負担がかかるという。こういうとき演出は悩む。声帯を守るべきか、舞台を守るべきか……

やきものにはそういう取引はあまりない。舞台は生身の人間が主人公だから、台本を書いているときに想定したことがすべて実現可能なわけではない。

とは言うものの、芝居はすでに育ちはじめている。もうほとんど人間の手を離れてしまっているのだ。こうなるともう演出も役者も囃子方も芝居の意志に従うしかない。ここで人間がさかしらを通そうとすると舞台はこわれる。私たちはひたすら芝居の声に耳を傾けて、その通りに動くしかない。

私たちが作った芝居なのに、途中からこうして主従が入れ替わるのだ。私たちは従者に徹する。そうやってはじめて舞台の空気がピンと張りつめたものになる。

声帯よ、もってくれ!






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