花粉は少しか







そのままで春

今年は例年のくしゃみ鼻水目の痒みの三点セットがあまり出ていない。花粉量が少ないという予報を聞いたことがあるが、からだは実は正直である。



少し前に


正法眼蔵』「生死」の巻の冒頭に「生死の中に仏あれば、生死なし」とある。これは何となく分る。だが、つぎの「生死の中に仏なければ生死にまどはず」は皆目見当がつかない。

と書いた。切り口のあざやかさで定評のある『正法眼蔵』現代語訳をひもといてみた。件の箇所は、仏には生死がないから仏は生死に惑わされない……というような解釈で訳されていた。

ん?

そうではあるまい。これではあまりに理に勝っている……いや、理に落ちている。正直ちょっと鼻白んだ。それに文法的にも変である。

西有穆山の『正法眼蔵啓迪』を見ると、生死には生死だけがあり、仏などありはしない。それをまどわずという……とある。そうだよ、そうだよ。こうでなければいけない。

冬になれば雪が降り、春になれば花が咲く。


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