真夏の庭
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窯前の庭は緑に覆われている
ここだけが涼しい
森の息を感じる一秒間
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井戸の弾き上げを変えてみた
まづは基本形を左手の親指と中指で弾上げ
深すぎるロクロ目を軽く消してから
見込みにヘラを当ててまづ三分の一ほどシュンと早上げ
次はゆるやかに三分の一(二分の一?)ほどを上げる
ここで土がちょっと息苦しいそぶりを見せるのでひと休み
最後の三分の一(いや、厳密には五分の一くらいか?)で口まで上げ
全体を見て、調えるところがあれば手を入れ
高台を締めて
糸を入れる
三段弾上げ
造形美の感性にはからきし自信がない
焼いてみて、しばらく眺めていないと良し悪しの判断はできない
良し悪しというより、気に入るか気に入らないかの判断というべきか